「満席」と「満卓」の違いとは?分かりやすく解釈

「満席」と「満卓」の違い違い

この記事では、「満席」「満卓」の違いを分かりやすく説明していきます。

「満席」とは?

「満席」はお店や乗り物など座ることができる場所すべてが埋め尽くされている状態を指す言葉です。

その為「満席」は絶対に席が空いてないことを指すため、席が空きだした場合、いつまでも「満席」とするのは間違いで、この場合、「空席」と呼び席が空いていることを告知する必要性があります。


「満席」の使い方

「満席」は座ることができる隻がない場合、周囲に対して「満席」と進言することで周囲の人物は、席が空いてないと認識するために用います。

その為、席が空いているのにも関わらず、「満席」であると進言した場合席が空いていることを第3者が目撃した場合たびたびトラブルになる言葉です。

何故なら、「満席」は絶対に座ることができる隻がない状態を指すため、「空席」がある場合「満席」という言葉はふさわしくなく誤解を生むからです。


「満卓」とは?

「満卓」とは、座ることができる席を指すのではなく、テーブルと椅子を指します。

例えば4人座ることができるテーブルがあると仮定して場合、2人が席に着席し2人が残りの席に荷物を置いた場合、4人分の席を占有したことになり、「満卓」になります。

また、席自体を占有する必要性はなく、机がある場所を占領すれば「満卓」が成立するので4人用の机と椅子がある場所を一人で占領しても「満卓」です。

「満卓」はテーブルに設けてある席が使用できなくなることを指すというわけです。

この時、テーブルも席の一つとして考えるためテーブルと席をセットで使用できなくなる状態を「満卓」と言います。

「満卓」の使い方

「満卓」はテーブルと席がいっぱいである場合「満卓」というのですが、実はこの言葉、あまり使用されません。

というのも、「満席」という言葉があり、こちらも座ることができない状態ですと示すことができる言葉なので、テーブルを使用することができない=「満席」が成立しているため、「満卓」は飲食店でもあまり使われなくなったのです。

ですが本来は、「満卓」は飲食店が用いる言葉でテーブルと椅子が使用できないことを示す言葉です。

「満席」と「満卓」の違い

「満席」はあくまで座ることのみができないくらい混雑していることを指す言葉で、飲食店の他乗り物で用いることができ汎用性が高いです。

一方「満卓」は机と椅子がセットで使用できないということになるので違いは机と椅子がセットで座れないかどうかです。

まとめ

「満席」はとても汎用性が高い言葉で、席さえ空いてないことを伝えるのであれば「満席」と言えば座ることができない状況でいっぱいの人がいると認識できます。

一方、「満卓」はというと、机がセットで椅子も使用されていて座ることができない状態を指すため飲食店が用いる言葉です。

「満卓」は少し特殊で、必ずしも、机と椅子を占領している人物が椅子を人数分占有しているとは限りません。

例えば、4人用の椅子があっても2人しか椅子には座っておらず、残りの2つの椅子は誰も座ってなくとも「満卓」となります。

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