「大役を果たす」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「大役を果たす」とは?意味と使い方

「大役を果たす」とはどんな意味なのでしょうか。

今回は、「大役を果たす」の意味と類似表現について解説します。

「大役を果たす」とは?意味

「大役を果たす」とは、「重要な役割を見事に成し遂げること」を意味する言葉です。


「大役を果たす」の概要

「大役を果たす」「大役」とは「重大な役割」を意味します。

会社の命運を左右する取引や国家間の交渉など結果次第で未来が大きく変わるような役割が「大役」ですが、それ以外にも「自分の実力と比較して責任が重い役目」という意味もあります。

現在「大役を果たす」という言葉が使われるときはこちらの意味合いのほうが多く、「実力や実績と比較して重要な役割を果たすこと」を表します。

「大役を果たす」「果たす」には「物事の最初から最期まで完全に終わらせること」という意味があります。

最後まで使い切ることを「使い果たす」と表現するように「これ以上終わりがない状態までに至ること」が本来の「果たす」ですが、一般的にはただ終わらせるだけでなく「やりきる」「やり遂げる」などポジティブな意味合いで使われます。

「大役を果たす」とは「自分にとって大きな役割や役目を最後までやりきること」を表します。

そのような重大な仕事を任されたことに対して「責任を果たす」のが「大役を果たす」であり「任された重要な役目を成功で終わらせること」という意味合いで使われる表現です。

最後までやり遂げることを意味する言葉なので途中でやめたり失敗したりする場合には使われません。

大成功でなくとも最初に期待されていた最低限度の成果を達成したのみ「大役を果たす」という表現が用いられます。


「大役を果たす」の言葉の使い方や使われ方

・『20歳にして大河ドラマ主演の大役を果たす』
・『大役を果たすためにはそれなりの準備が必要だ』
・『大役を果たすことに成功すれば評価は一気に高まるはずだ』
・『突然の任命で戸惑ったが見事に大役を果たす』

「大役を果たす」の類語や言いかえ

・重責を成し遂げる
「重い責任を見事に成功させること」という意味の言葉です。

「大役を果たす」は注目を集める仕事や話題になる役目にも使われる表現ですが、こちらは文字通り責任が重い役目や仕事に対して使われる表現であり実務を重視するときに用いられます。

・大任を務め上げる
「大きな責任をもつ仕事や役割を無事に終える」という意味の言葉です。

結果の華々しさよりも堅実さや確実さを重視した表現で、ある程度長い期間就いていた大きな責任をもつ立場を終えるときに用いられる表現です。

・期待に応える
「周囲からの期待を裏切ることなく見事な成果を上げること」という意味の言葉です。

「大役を果たす」には「任された責任をまっとうする」という意味があります。

責任を任されるのは期待されることであり「期待に応える」という言葉が「責任を果たす」という意味を含む類似表現となります。

「大役を果たす」が無事に終えたときに使われるのに対し、こちらは終わる前の成果が確認された時点を指すという違いがあります。

まとめ

「大役を果たす」は日常会話ではあまり使われない表現ですがニュースなどでは比較的よく用いられています。

難しい言葉ではないので正しい意味を覚えておきましょう。

意味と使い方
意味解説辞典