「太客」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「太客」

「太客」という言葉をご存知でしょうか?この言葉は、普段の会話やビジネスシーンでも使われることがほとんどない言葉かもしれません。

使う人はよく使うでしょうし、全く縁のない人も少なくもありません。

では、この「太客」とは、どんな意味があのでしょうか?ここでは、この言葉の意味やどんな場面で使われるかを見ていこうと思います。

「太客」の意味

「太い」「客」が組合わさった「太客」ですが、この言葉は「太っ腹な客(ふとっぱらなきゃく)」を略した言葉で、「ふときゃく」という読み方をしています。

この言葉が使われているのは、特定の業界で、ホストクラブやキャバクラなど、風俗店で使われています。

ある意味、業界専門用語で、ホストやホステス、そして、スタッフ、経営者から見てお金の支払いが良くて、たくさんのお金を使う客を対象に指して言っている言葉なのです。

1回来店しただけでなく、常連とも言えるくらいに頻繁に足しげく通って多額のお金を使う人です。

但し、月にそのお店でどの程度使うか、その金額が決められていることが多く、基準額はお店やホスト・ホステスのレベルと価値観によって大きく異なっています。

「太客」の言葉の使い方

「太客」は、多くのお金を使ってくれる人ですが、風俗店での場面で出てくる言葉ですね。

まさか一般企業で大得意先を相手に「太客」ということはなさそうですし、そんなことを言っていると、即出入り禁止になりそうです。

「太客」を使った例文・短文(解釈)

では、どんな場面で「太客」が使われているか、例文形式で使い方を覗くことにしましょう。

「太客」の例文1

「俺はいつも週に3回ほど来てたくさんお金を払っているから太客だ」

こんなことを強気で豪語している客でも、その人が「太客」であるかどうかは、あくまでお店側が判断するものです。

その客が自分のことを自ら「太客」と呼んぶことは、かなりおかしい感じがします。

たとえ多くのお金を使っていたとしても、お店側が「そんなにお金を支払ってくれるお客さんのレベルしゃないよ」と思われているのであれば、実際は、この人はお店にとっては「太客」とは言えないでしょう。

上には上がいるということです。

「太客」の例文2

「現在、キャバ嬢をやっていますが、始めてから5ヶ月ほど経ちます。 その中で、私の太客がいて週に2〜3回くらい来てくれています。 年齢は50代の社長さんなのですが、人としては好きでも、男としては見れません」

キャバ嬢に入れ込んでいる社長さんなのですが、キャバ嬢から見れば、やはり「太客」止まりなのでしょう。

もっと冷静になった方がいいお客さんだと思います。

「太客」の例文3

「キャバ嬢が太客になってくれそうと思わせるテクニックってあるものだよ。 最も確実なのは、ロレックスみたいな時計を付けておくだけで、キャバ嬢は勝手に僕のことを金持ちと思い込んでくれるから。 もし高級時計を持っていなくても大丈夫。 LINEのプロフィール写真やカバー写真に適当に高級車の写真と自分の写真とアップしておくだけで、太客と思われるね」

キャバ嬢を口説くには、こんなテクニックがありました。

何回もお店に通わなくても、これだけですぐに「太客」と受け止めてくれるのですから、キャバクラクラ愛好者にはいい話です。

でも、こんなことばかりしていると、いずれはバレてしまうでしょう。

「太客」の例文4

「太客を作るためには店外デートや、同伴が必要なので、相手にこまめに連絡を取ることが必要だね」

キャバ嬢やホストは、常連客と、もっと親密になって「太客」になってくれるために、こんなことまでしなくてはならないのですが、世の中はそんなに甘くないということでしょうか?キャバ嬢でもお店のランキングで生き残りをかけているから、1人でも多くの「太客」を作ることに必死ですね。

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