「好調」と「快調」の違いとは?分かりやすく解釈

「好調」と「快調」の違いとは?違い

この記事では、「好調」「快調」の違いを分かりやすく説明していきます。

「好調」とは?

物事の調子や具合が良いことを意味する「好調」

自分の体調や具合が良い時にも「好調」を用います。

「好調」の場合、なぜ、「好調」なのか。

どのように「好調」なのか。

といった判断は主に主観です。

そのため、その人が「好調」と思えば、どのようなことに対しても用いることができ、幅広く日常的に用いることができる言葉です。

「好調」は、「調子が良い」「いい感じ」「いい具合」「スムーズ」「良好」などと言い換えることができ、対義語は、「乱調」「不調」となります。


「好調」の使い方

もっとも「好調」なことを「絶好調」と表すほか、「好調」には、「好調な滑り出し」「売り上げ好調」「好調時」「万事好調」などといった言葉があります。

また。

「好調」は、「好調です」のほか、「好調に向かって」「好調を維持する」「好調に推移する」などといった使い方があります。


「快調」とは?

素晴らしく物事が調子よいことを意味する「快調」

思い通りに事が運ぶ様子を意味し、非常に調子がよく、気持ちが良いほどことが運ぶ様子を意味する言葉です。

「快調」「快」には、気持ちが良い、こころよい、といった意味があり、このような気持ちで順調に事が運ぶことを意味します。

「快調」は、「円滑」「思い通り」「順調」「スムーズ」などと言い換えることができ、対義語は、「乱調」「不調」です。

「快調」の使い方

「快調」の場合、「快調な売れ行き」「快調な滑り出し」などといった言葉のほか、「快調に進む」「快調に動いている」などといった使い方があります。

「好調」と「快調」の違い

「好調」「快調」も同じような意味として用いられる言葉です。

どちらも、人の身体の具合が良いことや調子が良いことを意味する言葉ですが、その中でも「快調」には、物事が順調に進んでいるといった意味が含まれています。

この違いが「好調」「快調」の明確な違いです。

「好調」の例文

・『当社が新発売したお菓子の売れ行きが好調です。』

・『今回、私がプロジェクトを担当した企画が好調な滑り出しを見せています。』

・『私は、今、公私ともに絶好調です。』

・『夫が応援するチームが今シーズン好調で、夫の機嫌がよくて助かります。』

「快調」の例文

・『修理したおかげで、機械が会長に動いています。』

・『リサーチした結果、新商品の快調な売れ行きがわかり、ホッとしています。』

・『新車を購入し、高速道路を快調に飛ばしドライブを満喫しました。』

・『今日は朝から快調で、仕事もスムーズに進んでいます。』

まとめ

「好調」「快調」には、1つだけ違いがあります。

それは、物事が順調に進んでいるといった意味が「快調」に含まれているという点です。

その点に注意することで、適切に「好調」「快調」を使い分けることが可能です。

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