この記事では、「妥当」と「適当」の違いを分かりやすく説明していきます。
「妥当」とは?
「妥当」には、適切でよくあてはまっていることという意味があります。
「妥当な結論」のように積極的な意味が含まれています。
「妥」は、やすらか、おおらかという意味がある漢字で、「当」は、あてはまる、道理にかなうという意味がある漢字です。
漢字が示す意味の通り、「妥当」は争い事にはあまり使われない言葉です。
「適当」とは?
「適当」には、3つの意味があります。
1つめは、ある目的や条件にふさわしいこと、あてはまることです。
2つめは、程度がほどよいことやそのさまです。
「疲れないように適当なところで勉強をやめなさい」のような使い方をします。
3つめは、いい加減なことやそのさまです。
「あの人の仕事はいつも適当だ」のような使い方をします。
悪い意味で使われています。
2つめの意味で使われているのか、3つめの意味で使われているのかは、文脈から判断します。
「妥当」と「適当」の違い
「妥当」は適切でよくあてはまっていることです。
「適当」にはいくつかの意味がありますが、ある目的や条件にふさわしいという意味が「妥当」が持つ意味と似ています。
「妥当」はぴったりあてはまることで、「適切」はほどよくあてはまることです。
まとめ
どちらも「あてはまる」という意味が含まれていますが、どの程度あてはまるのかニュアンスが異なります。