「嫌い」と「苦手」違いとは?分かりやすく解釈

「嫌い」と「苦手」違い違い

この記事では、「嫌い」「苦手」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嫌い」とは?

「嫌い」の意味は以下の通りです。

1つ目は「いやだと思うこと」という意味で、人や物に悪い感情を持っていることを言います。

2つ目は「好ましない傾向があること」という意味で、良くない流れになっている様子を言います。

3つ目は「きらいなく」として使われ、「区別がない」という意味です。

4つ目は「歌を詠む時の禁止事項」という意味で、歌や句を詠む上でしてはならないきまりのことを言います。

5つ目は名詞や他の語句に付いて「悪い感情を持っている様子」という意味です。

上記に共通するのは「いやで避けたいと思う」という点です。


「嫌い」の使い方

「嫌い」「いやだと思うこと」「好ましない傾向があること」「(きらいなく)区別がない」「歌を詠む時の禁止事項」「悪い感情を持っている様子」という意味で疲れます。

名詞・形容動詞として「嫌いだ・である」と使われ、形容詞として「嫌いな」と使われたり、動詞として「嫌う・嫌った」と使われたりします。

基本的に、対象となる人や物などに対して悪い感情を持ち、いやだ・避けたいと思う気持ちに使われます。


「苦手」とは?

「苦手」の意味は以下の通りです。

1つ目は「扱いにくくて嫌なもの」という意味で、思い通りにならない様子を言います。

2つ目は「なかなか勝てない相手」という意味で、その相手には負けてばかりいることを言います。

3つ目は「得意でないこと」という意味で、理解できなかったり、うまくできないことを言います。

4つ目は「にがで」とも読み、「不思議な力を持つ手」という意味で、腹痛を鎮めたり、蛇をとらえたりする力のことを言います。

上記に共通するのは「それに対してうまくできない」という意味です。

「苦手」の使い方

「苦手」「扱いにくくて嫌なもの」「なかなか勝てない相手」「得意でないこと」「不思議な力を持つ手」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「苦手だ・である」と使われたり、形容詞として「苦手な」と使われたり、副詞として「苦手で」と使われたりします。

基本的に、ある物に対して得意ではない、うまくできない時に使われる言葉です。

「嫌い」と「苦手」の違い

「嫌い」「いやで避けたいと思うこと」という意味です。

「苦手」「得意ではない、うまくできないこと」という意味です。

「嫌い」の例文

・『私は小さい頃からピーマンが嫌いです』

・『あの俳優はインタビューが嫌いだと言っている』

・『彼女はものごとを悪く考える嫌いがある』

・『彼女は男嫌いで評判だ』

「苦手」の例文

・『昔から彼だけはどうしても苦手だ』

・『私は昔からどうしても数学が苦手です』

・『初戦から苦手な相手に当たってしまった』

・『仕事を成功させる為には苦手意識を克服することが必要だ』

まとめ

今回は「嫌い」「苦手」について紹介しました。

「嫌い」「いやで遠ざけたい」「苦手」「うまくできない」と覚えておきましょう。

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