「字幕テロ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「字幕テロ」とは?新語・ネット用語

この記事では、「字幕テロ」【じまくてろ】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「字幕テロ」とは?意味

「字幕テロ」【じまくてろ】とは、かなり盛り上がった場面だというのに、いきなり字幕が表示されることで観ている人に衝撃を与えるという意味があります。

例えば、ドラマの見せ場とも言える場面に大きな字幕でニュースを流せば観ている人の集中力は途切れてしまい、期待は絶望に変わるわけです。

まるでテロのような衝撃に視聴者は酷く動揺し、パニック状態に陥る人もいるなど、精神的に傷つくものとなり、がっかりしてしまうためなるべく表示しないでほしいとテレビ局に苦情が殺到しますが、それでも「字幕テロ」は後を絶たないのが現状です。


「字幕テロ」の概要

NHKの大河ドラマではよく選挙状況や事件の犯人逮捕のニュースが字幕で流れますが、今まさに主人公が暗殺されるという場面で字幕が流れるのでは、視聴者にとってはテロと同じ衝撃に包まれます。

何度かこのNHKにおける「字幕テロ」は起こることがあり、まさに犯行声明のように感じられる視聴者は新たにDVDを購入したり、再放送を観ることになり、二重の手間がかかることになるわけです。

いつも絶妙なタイミングで字幕が流れるあたりは、故意にやっているのではないかと思わせるほどで、この「字幕テロ」が起きた後は大手の検索サイトで取り上げられるほど話題となるあたりが「自爆」と言われてしまいます。


「字幕テロ」の言葉の使い方や使われ方

テレビ番組を楽しむ人が観る番組内にいきなり字幕が現れたとき、一気に面白みが消え失せてしまうとき、それは「字幕テロだ」と言い表せます。

まるで画面を爆撃するかのように場面に合わない字幕が番組内の一番面白いと感じさせる場面に予告なく表れ、なかなか消えないため、ちっとも画面に集中できなくなるばかりか、主人公の顔を字幕で隠れてよく見えなくなるときも「字幕テロが勃発した」と視聴者はパニックになるのです。

突然起こる「字幕テロ」は予想できないため予防手段がないところが爆弾テロと似ていて「怖い」と感じる人のつらい気持ちを表すときにも使われています。

「字幕テロ」を使った例文や使用例

・『地震速報や政治家の辞任など必要な情報を流す字幕テロは必要だが、流すタイミングを考えてほしい』
・『字幕テロの内容が政治家当選に関するものであれば選挙テロと言われる』
・『坂本龍馬でも全国の視聴者が苛立ちを覚えるほどの字幕テロが起きた』
災害や政治のニュースは必要かもしれませんが、今ここで流せば作品が台無しと感じるようなタイミングで流すのではなく、他の場面で流してほしいと思う視聴者は多いのです。

そんな「字幕テロ」にもさまざまな種類があり、政治家のニュースは「選挙テロ」、震度の情報であれば「地震テロ」と言われています。

今までに多くの「字幕テロ」はありましたが、中でもNHKの大河ドラマ・坂本龍馬では暗殺場面で流れたため、大変多くの人に衝撃を与えたことで話題になりました。

まとめ

視聴者の気持ちを踏みにじるような「字幕テロ」は精神状態が破壊されるほど酷いと感じるものであり、できれば表示してほしくないと思わせます。

しかし、どこか意図的に流し、視聴者をわざと苛立たせるようにも感じる「字幕テロ」が起きてしまったときは冷静にことのなりいきを見て、自分なりに気持ちを落ち着かせる対策を見つけるのも一つの方法です。