「存続」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「存続」

存続は「そんぞく」と読み、引き続き存在すること、引き続き残しておくこと、という意味を指しています。

例えば「鉄道の路線をそのまま存続する」などということもありますし、「古い習慣がいまだに存続している」などといった使い方もあります。

「存続」の意味

存続という表現は特定の期間やり通すこと、正しくまたはきっちりと張り付くこと、時間の持続または継続の特性、そして長さあるいは空間を広げること、確証すること、という意味を持ち合わせています。

例えば持続、引き続く、継続、キープ、保持、維持、継続性、連続性、持ち切る、引っ張る、伸ばす、などといった類義語があります。

意味によって類義語が変わりますので注意しましょう。

「存続」の言葉の使い方

存続という表現は一般的には引き続き存在するという意味で使われることが多いです。

そのため、例えば「この委員会は存続の危機が危ぶまれている」などといった使われ方があります。

あるいは存続の危機にある、といった使われ方もします。

「存続」を使った例文・短文(解釈)

それならば、存続という表現を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは存続という言葉を利用した例文をいくつか紹介します。

「存続」の例文1

「お金が足りなくて、会の存続が危ぶまれているらしいよ」

委員会であれなんであれ、その会を主催するためのお金が必要です。

しかし参加者からなかなか集金ができなかったり、そもそも参加者が少なくて十分なお金を集金することができなかったりすると、金銭的な事情によって会を存続できないという可能性が出てきてしまうのです。

そのようなときには存続が危ぶまれているという表現を使うことができます。

存続が危ぶまれるという表現は非常によく使われますので、ビジネス等でも覚えておくと非常に便利です。

「存続」の例文2

「あの会社とこの会社が今度吸収合併をするらしいんだけれど、あの会社は合併後も存続するから存続会社っていうらしいよ」

会社の吸収合併はいつの時代も起こり得るものです。

経済的にうまくいかなくなって合併してもらうこともありますし、どうしてもあの会社を合併したいと願うこともあるでしょう。

吸収合併をした時に存続する会社のことを存続会社と呼びます。

確かに吸収合併をするときにはどちらか吸収合併をするわけですから、どちらかは残りますよね。

その残る会社を存続会社、ちなみになくなるほど会社を消滅会社と呼ぶのです。

「存続」の例文3

「青空学校は初代の子供たちが巣立った後もずっと存続していたらしいよ」

今でこそ子供たちは学校という場所で学ぶことが当たり前でしたが、かつてはそうではありませんでした。

例えばマザーテレサがインドのカルカッタに初めて向かった時、子供たちには外で文字などを教えていたのです。

第ニ次世界大戦後の日本でも青空教室というものが行われていました。

それは非常に人気で、何年も何年も続いたと言われています。

初代の子供たちが大きくなった後もそのような青空教室は存続し、多くの子供たちに教育を授けたのです。

インドなどでは大人たちも参加し、大人たちも文字を学ぼうとしていたそうです。

「存続」の例文4

「あの鉄道の存続をめぐって、今度投票がなされるらしいよ」

鉄道など古いものをこれからも利用していこうかどうか、というものをめぐって話し合いなどが行われたという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

出来る限り使っていきたいけれどもう古い、使うことによって大気汚染などの問題が出てしまう、などという問題が指摘されている場合、投票などによって決定がなされることがあります。

まさに鉄道の存続は人々の意思にゆだねられていると言えるのです。

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