「定期預金」と「定額貯金」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「定期預金」と「定額貯金」の違いとは?違い

銀行に預金していても、金利はほとんど期待できないのが現状なので、銀行に預ける意味は金利のためではなく、現金を手元に置きたくないとか、引き落としのためであることがほとんどでしょう。

こんな中で、普通預金よりは、多少金利が高い商品として、「定期預金」とか「定額貯金」があります。

これらはどのようなものでしょうか。

また、違いはどこにあるのでしょうか。

この記事では、「定期預金」「定額貯金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「定期預金」とは?

「定期預金」とは、「決められた期間、引き出しに制限がある預金」のことです。

その代わり、普通預金よりも金利が高いのが普通です。

通常は元本が保証されるので、安心して利用できるとも言えます。

この名称は一般の銀行でのもので、ゆうちょ銀行では、同じものを「定期貯金」と呼びます。

英語では、「time deposit」と言います。


「定額貯金」とは?

「定額貯金」とは「決められた金額を毎月(あるいは定期的に)積み立てる貯金」です。

預入の金額と期間を決めてスタートします。

通常は元本保証されます。

この名称は、ゆうちょ銀行が扱っているもので、一般の銀行では「定額預金」という名称で提供されています。

英語では、「fixed deposit」と言います。


「定期預金」と「定額貯金」の違い

「定期預金」「定額貯金」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、「一定の制限がある預金や貯金」であることは同じですが、一番大きな違いは「定期預金」が一般の銀行、「定額貯金」がゆうちょ銀行が扱っているということです。

また、「定期預金」「一定の期間」引き出しに制限があるのに対して、「定額貯金」「一定の金額」を毎回貯金口座に移動させるという部分です。

ただ、実際には「定期預金」も毎月一定額を定期口座に入金する形になっていることが多いし、「定額貯金」も、1ヶ月から数年間の期間が決まっていて最初は引き出しに制限があるので、結果としては同じようなものだといっても良いでしょう。

「定期預金」の例文

「定期預金」の例文は以下のようになります。

・『将来の旅行のために、すぐには引き出せない定期預金を始めました』
・『定期預金は、中途解約しても元本は保証されます』

「定額貯金」の例文

「定額貯金」の例文は以下のようになります。

・『定額貯金を始めるのはとても簡単です』
・『毎月2万円を定額貯金するつもりですが、3年でどのくらいの金利がつきますか』

まとめ

この記事では、「定期預金」「定額貯金」の違いを、解説してきました。

これらは、普通預金よりは、多少金利が高い商品ではありますが、実は、多くの方が利用する目的は、金利ではなく、将来のための資金として簡単には引き出せないようにしたり、一定期間の間資金を運用してもらえたり、ポイントが付いたり、満期時に貰える割引や優遇のためであることが多いと聞きます。

そういったことから、今後もこのような商品は増えてくると考えられます。

違い
意味解説辞典