この記事では、「客足が伸びない」の意味を分かりやすく説明していきます。
「客足が伸びない」とは?意味
商店や興行場などに来る客の数が増えないことです。
「客足」には、商店や興行場などに客が集まることという意味があります。
興行場とは、映画、演劇、音楽、相撲などを見せる場所のことです。
映画館、劇場、野球場などのことを指しています。
「伸びる」には、勢いや力が増すという意味があります。
伸びるはこの他にもさまざまな意味がある言葉で、ある範囲にまで達する、全体に薄く均一に広がる、成長して高くなったり長くなったりするなどの意味がありますが、「客足が伸びない」という場合は、勢いや力が増すという意味になります。
「客足が伸びない」の概要
商店や興行場は、客を集めて料金を支払ってもらうことで、経営が成り立っています。
そのため、来客が増えるか、減るかといったことは、商店などにとっては重要なことです。
とくに、開店したばかりの商店などにとっては、開店当初からどれだけ客が増えるかが重要になります。
その後の営業に大きな影響を与えます。
商店や興行場などに来る客は、いつも一定なのではなく、多くなるときもあれば、少なくなるときもあります。
ゴールデンウイークなどの長期休暇には、来客が増えることでしょう。
平日はあまり人が来ないことがあります。
また、その商店や興行場などが魅力的でないと、あまり客が来ないこともあります。
さまざまな理由により、思ったように来客が増えないことがあり、そのさまを「客足が伸びない」といいます。
開店したばかりの店のことで考えてみます。
開店当初は珍しさで訪れる客がそれなりにいました。
しかし、珍しさがなくなってしまうと、来客数が増えなくなりました。
ある日は10人、次の日は9人、その次の日は12人といった様子です。
これでは、客が増えているとはいえないでしょう。
店長としては、もっと多くの人がやってくると思っていました。
しかし、実際にはそうではありません。
思っていたほど客がやってこない、このことを「客足が伸びない」ということができます。
増えないという意味であり、減るという意味は含まれていません。
「客足が伸びない」の言葉の使い方や使われ方
商店や興行場などで、訪れる客が思っているほど増えないことを指して使用をします。
もともと、ものすごく客が多くやってきていて、それ以上増えないことを指してはあまり使用しません。
また、減ることについても使用しません。
客が増えている場合でも、1人、2人程度の場合には、この言葉はあまり使用しません。
「客足が伸びない」の類語や言いかえ
「客足が遠のく」が似た意味を持つ言葉です。
客の訪れる間隔が広くなったり、訪れる客が少なくなることを意味しています。
まとめ
商店などにとっては来客数は重大な問題です。
「客足が伸びない」ことは、経営に影響を与えます。
客の数が増えて欲しいところです。