「山場を越える」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「山場を越える」とは?意味と使い方

この記事では、「山場を越える」の意味を分かりやすく説明していきます。

「山場を越える」とは?意味

「山場を越える」は、最も困難である場所を超えることです。

最も困難である場所は、例えばお仕事であれば、無事にお仕事を負えるまでに一番困難だった場所を超えたことを意味します。

何故、山場という言葉が困難であることを指すかですが、山場はいわば山のてっぺんでそのてっぺんに至るまでが困難であるが故てっぺんに上るまでは困難だという意味を持つのが「山場」でそれを超えればあとは下るだけですので楽だという意味になるのです。


「山場を越える」の概要

「山場を越える」は、実は山場という物を超えたら後は下るだけであるから楽だというのは間違いで、下ることの方が案外と危ないのです。

何故なら、下りは下りで下る際に速度が付くため、上りの際に体力を消耗した場合、下りについては速度を殺して減速するまでのパワーを持たなくなります。

そうなると減速をうまく行うことができず、下り時に速度の超過により足に負担をかけすぎて骨折という事態も起こりえます。

特にお年寄りの方は山登りにおいて下りに骨折をする要因がまさに、下り時に減速することができず骨折するという事態です。


「山場を越える」の言葉の使い方や使われ方

「山場を越える」は、困難を乗り越えた際に困難を乗り越えたという意味で使用します。

「山場を越える」を使った例文

・『仕事の山場を越える』
この例は、仕事において困難である場所を超えたという例になります。

山場が困難な場所を指し、その場所を超えたが故後は下るだけの楽なお仕事になるという例です。

・『離婚調定という山場を越える』
これは、離婚に関する困難と言える場所を超えた例です。

離婚調停が、離婚に関する問題を扱うことで、離婚に関する問題を超えたが故、一応ひと段落できるようになったという意味になります。

ただ、あくまでひと段落できるにすぎず、この後さらに離婚の手続きをしなければなりません。

まとめ

「山場を越える」というのは、実際に山場という物を超えても後は楽になるということはありません。

むしろ、山場を越えてからが重要で帰り道の方がかなり危ないです。

何故なら山を登るまでに体力と筋力を使い果たした場合、下る際に減速するというだけの筋力と体力を持ち合わせていないためです。

実は下る方もかなり危険で、原則をうまくできないと骨折という問題があるため、「山場を越える」というのは一番困難な山を登り終えてからが本番であるとするのが正しい認識になります。

ただ、「山場を越える」の多くの意味は、一番つらいと思われている、山登りのてっぺんに行き着くことのみを示しており、下ることは考えていません。

ですが、本来は下ることも難しいので、遠足は帰るまでが遠足であるという言葉と同じと考えるのが、「山場を越える」という意味の使用方法ではないかと思います。

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