進路を決めるとき、よく似た言葉に悩むことがあります。
この記事では、「専修学校」と「専門学校」の違いを分かりやすく説明していきます。
学校の差を知って、未来の足がかりにしていきましょう。
「専修学校」とは?
専修学校(せんしゅうがっこう)とは、色々な分野のスペシャリストを生み出す学校のこと。
社会で働くための、実践的な知識を身に付けられる学校のことです。
専修学校は、高等専修学校という正式名称をもっています。
「高校」と名前がついている通り、専修学校に入学できるのは「中学を卒業した人のみ」。
そのため小中の義務教育が終わらないと、進めない学校になります。
専修学校は学校によって、通信制を取り入れている所もあります。
また工業や農業、服飾などバラエティに富んだ専門分野を学べます。
自分の好みにあわせたカリキュラムを組めるので、自由度の高さが魅力的です。
「専門学校」とは?
専門学校(せんもんがっこう)とは、社会で役立つ「実践力」を身に付ける学校のこと。
卒業してすぐに働けるように、特殊な技能をおしえてもらう学校になります。
専門学校は専門課程と言いかえできます。
3年制の高等専修学校か高校を卒業していることが、入学条件になります。
高校生が進む進路の、ひとつになります。
医療や介護の学校もあれば、ビジネスや観光に特化した学校もあります。
一般的な専門学校は2年間です。
そのため大学よりも数年早く、社会人の仲間入りができます。
特殊なスキルを身に付けられるので、より専門性の高い就職をおこなえます。
ただ途中で進路変更しにくいというデメリットもあるため、長所と短所をよく理解しておくことが大切です。
「専修学校」と「専門学校」の違い
どちらも人気の進路コースです。
「専修学校」と「専門学校」の違いを、分かりやすく解説します。
・入学資格の違い
「専修学校」と「専門学校」はどちらも「専」という漢字が使われているので、まぎわらしいです。
ただ大きな違いは、入学資格です。
高等専修学校は、中学校を卒業していることが入学の最低条件になります。
対する専門学校は、高校もしくは高等専修学校を卒業していることが入学条件になります。
つまり中学卒業後に進めるのが高等専修学校。
高校卒業後に進めるのが専門学校です。
どちらも「専門的な知識を学べる」学校になります。
どちらも一般的な高校や大学よりも「その分野に特化した学び」を習得できます。
そのため卒業後に、すぐに働きたい人。
手に職をつけたい人。
短期間で集中して、専門分野を学びたい人におすすめです。
まとめ
「専修学校」と「専門学校」の違いを分かりやすくお伝えしました。
専修学校は高等専修学校のことで、中学卒業後の進路のひとつ。
専門学校は高校卒業後の進路のひとつになります。
工業や福祉、観光や会計など、専門性の高い学習がおこなえる学校です。
なりたい職業が明確な人、短期間で技術を習得したい人におすすめの進路プランです。
進路選びの参考にしましょう。