この記事では、「専門看護師」と「認定看護師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「専門看護師」とは?
「専門看護師(せんもんかんごし)」とは、「患者の家族と医療者との連携を含む看護ケアを中心として、専門的な知識・技能があると日本看護協会が認定している看護資格」のことです。
「専門看護師」になるためには、「実務研修期間5年以上」と「看護系大学大学院修士課程の修了」が必要になる、相当に高度な専門性を要する看護師資格です。
「専門看護師」が担う専門分野には、「がん看護・精神看護・地域看護・老人看護・小児看護などの13の特定分野」があります。
「認定看護師」とは?
「認定看護師(にんていかんごし)」とは、「臨床現場で通用する高度な知識・技術・経験を中心として、専門的な知識・技能があると日本看護協会が認定している看護資格」のことです。
「認定看護師」になるためには、「実務研修期間5年以上」と「認定看護師教育機関での認定看護師教育課程履修」が必要になる、かなり高度な臨床技術を要する看護師資格です。
「認定看護師」が担う専門分野には、「緊急看護・皮膚と排泄ケア・集中ケア・緩和ケア・がん化学療法看護などの21の特定分野」があります。
「専門看護師」と「認定看護師」の違い!
「専門看護師」と「認定看護師」の違いを、分かりやすく解説します。
「専門看護師」も「認定看護師」も「専門的な知識・技術・経験を持つと認められた看護師のスペシャリスト」を意味していますが、「専門看護師」は「主に患者・家族ケアに精通した看護ケアの専門家」です。
「認定看護師」のほうは、「主に臨床現場の高度な技能・経験を持つと認められたエキスパート」であるという違いを指摘できます。
2014年度では専門看護師1400人、認定看護師14000人で、「認定看護師」のほうが数が多い違いがあり、「専門看護師」は「看護系大学大学院修士課程修了が必要」なので受験資格のハードルが高くなっています。
また「専門看護師」は「13の専門的な特定分野」があり、「認定看護師」は「21の専門的な特定分野」がある違いもあります。
まとめ
「専門看護師」と「認定看護師」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「専門看護師」とは「患者の家族も含む看護ケアと医療組織の調整を中心に、13の特定分野における専門的な知識・技能があると日本看護協会が認定する看護資格」を意味していて、「認定看護師」は「臨床的な実務実践を中心に、21の特定分野における専門的な知識・技能があると日本看護協会が認定する看護資格」を意味している違いがあります。
「専門看護師」と「認定看護師」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。