「展示会」と「見本市」の違いとは?分かりやすく解釈

「展示会」と「見本市」の違い違い

この記事では、「展示会」「見本市」の違いを分かりやすく説明していきます。

「展示会」とは?

企業などが商品を広く知ってもらうために一般に公開する会のことです。

公開するだけでなく、その場で商品を売ることもあります。

また、企業が商品をアピールする目的でないものもあります。

たとえば、消印を集めて展示をした会が開かれたことがあります。

これは、珍しい消印を多くの人に知ってもらうために行われたものです。

企業が商品をアピールする目的で会を行う場合、商品を知ってもらって購入につなげたいという意図がありますが、消印を知ってもらう場合は購入してもらいたいという考えはありません。

ただ人に見せるための「展示会」もあるのです。

「展示会」でどういったものが公開されるかというと、会によってさまざまです。

たとえば、キャラクターのイラストやグッズ、新作の衣服、刺繍、ロボット、絵画などがあります。


「展示会」の使い方

ある物を知ってもらうために一般の人にも開かれている会を指して使用する言葉です。

「展示会」の中には、企業関係者しか参加できないものもありますが、多くの場合は一般の人が参加できます。

一般に公開することが目的の会を指している言葉です。


「見本市」とは?

商品の質感や形状などを買い手に示すための品を展示・陳列し、紹介や宣伝をしながら取引をする市です。

この市は、豊洲市場のようにほぼ一年を通して開かれている卸売市場のことではなく、臨時のものを指しています。

商品の取引がされており、一般の人には公開していないことが多いです。

ここで展示・陳列されるものはさまざまで、たとえば、時計、自動車、家電、家具などが展示・陳列されます。

一つの会場でさまざまなものが紹介されるのではなく、テーマが決められていて、それにそったものが紹介されます。

たとえば、家具の「見本市」なら家具だけが紹介されます。

いくつもの企業が集まるため、大きな会場で開かれることが多いです。

「見本市」の使い方

見本を展示・陳列して、紹介や宣伝をしながら取引をする市を指して使用する言葉です。

一般の人向けのものではありません。

「展示会」と「見本市」の違い

商品などを展示する場である点は同じですが、開かれる目的が違います。

「展示会」は、企業が商品をアピールしたり、あるものを一般の人たちに公開したりすることが目的です。

「見本市」は、取引をする場です。

一般の人に知ってもらうことが目的ではありません。

「展示会」の例文

・『展示会で限定グッズを購入する』
・『今度の展示会が楽しみだ』
・『好きなキャラクターの展示会に行く』
・『展示会は来月まで開催しています』

「見本市」の例文

・『家電の見本市に出かけた』
・『見本市でないと、なかなか目にすることができない品』
・『見本市に出展する』
・『見本市が開催される予定』

まとめ

2つの言葉が指しているものは、商品などを展示している点では同じなのですが、開かれる目的が違います。

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