この記事では、「巣ごもり便秘」の意味を分かりやすく説明していきます。
「巣ごもり便秘」とは?意味
「巣ごもり便秘」で使われている「巣ごもり」について、まずその意味を説明します。
「巣ごもり」の本来の意味は、「鳥などが巣にこもること」です。
そこから転じて、「休日等に外出せずに、家にこもって生活すること」を指す俗語として使われるようになった言葉です。
従って、「巣ごもり便秘」とは「外出せずに家にこもって生活し続ける事で生じる便秘」と言う意味になります。
言うまでもなく、「便秘」とは「何日もお通じがなく、お腹の張りや体調不良を起こす状態」を指す意味です。
「巣ごもり便秘」の概要
「巣ごもり」の言葉は、ネットの普及で、出かけなくても買い物が出来るようになった事から、次第にライフスタイルの一つとして、使われることが増えていましたが、一般的に広く使われる言葉とはなっていませんでした。
しかし2020年に発生したコロナ禍で、外出が難しくなった事から、一気にこの俗語の使用が拡大し、定着したと言えます。
そしてこの「巣ごもり」に関連して「巣ごもり需要」や「巣ごもり消費」などの言葉が次々と使われる様になりました。
「巣ごもり便秘」もこうした言葉の一つです。
この「巣ごもり便秘」の原因は、外出できない事で運動不足となり、そこにコロナの影響で受ける色々なストレスが重なって生じるとされています。
「便秘」は体調悪化を招き、免疫不良に繋がるため、解消する必要があると多くの医師が警鐘を鳴らしています。
家の中に居ても、適度なストレッチ等の運動を行う事と、便秘解消に有効だとされるヨーグルトなどを食べる事が推奨されています。
また適度な便通があり、「巣ごもり便秘」の状況ではなくても、運動不足とがっつりとした食事に、自宅でのリモートワークの増加で間食をとる機会が増え、体重が増加している人も少なくありません。
こうした状態は一般的に「コロナ太り」と言われていますが、「巣ごもり太り」と表現する方が、むしろ分かりやすいとも思われます。
「巣ごもり便秘」の言葉の使い方や使われ方
「巣ごもり便秘」の言葉は、以下の例の様に使われます。
・『彼女は巣ごもり便秘がひどく、吹き出物もでき、苦しんでいる様です。』
・『巣ごもり便秘の解消ために、食事の量を少し減らし、ヨーグルトを毎日頂いています。』
「巣ごもり便秘」の類語や言い換え
「巣ごもり便秘」は「コロナ便秘」や「こもり便秘」や「出不精便秘」などと言い換えることが出来ます。
まとめ
「巣ごもり」の本来の意味は、「鳥などが巣にこもること」です。
そこから転じて、「休日等に外出せずに、家にこもって生活すること」を指す俗語として使われるようになった言葉です。
コロナ禍で外出が難しくなり、この俗語は広く使われる様になりました。
そして、この「巣ごもり」が原因で生じる「便秘」を「巣ごもり便秘」と俗語として使われるようになったのです。