この記事では、「希ガス」の意味を分かりやすく説明していきます。
「希ガス」とは?意味
「希ガス」とは「気がする」という意味のネットスラングです。
辞書的に言えば、心持ち、ある種の気持ちを心に感じることを指します。
元々の「希ガス」という言葉は貴ガスの古い呼び方にあたる、元素周期表の18族に含まれるヘリウムなどの元素を指す言葉ですが、ネットスラングとしての「希ガス」には、そう言った元素に関係する意味はありません。
由来も言葉の意味も、「気がする」と同じネットスラングです。
「希ガス」の概要
「希ガス」という言葉が生まれた2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では、言葉の一部を省略した用語が少なからずあり、「希ガス」もその一つです。
「気がする」の最後が省略され「気がす」になり、それが既に言葉として存在していた「希ガス」に変換され、そのまま定着しました。
2000年代から使われているネットスラングで、当時は2ちゃんねるもかなりの盛況を見せており、その利用者が外部サイトでも共通のノリや同じ言葉を使うことも多かったので、2ちゃんねる以外のサイトでも使われていた経緯があります。
元々の元素を指す「希ガス」は「貴ガス」とするように通達されていることもあり、現在「希ガス」はネットスラングとして使われることの方が多い言葉です。
「希ガス」の言葉の使い方や使われ方
ネットスラングとしての「希ガス」は、そうだったはずだけど確証はない時などに「~~だった希ガス」という風に使われます。
~~の気がするけど勘違いかな、のように文中で気がするという単語を使う場合には、文の途中にある気がするを「希ガス」に言い換えて使うことはありません。
これは「希ガス」というネットスラングができた経緯が、文の末端を省略する文化から生まれたことに起因しています。
あくまでも文末で気がすると言う時に、最後のるを短縮し「希ガス」にして文を締めるのが、「希ガス」の使い方です。
「希ガス」の類語や言いかえ
「希ガス」と同じように気がするを短縮、あるいは別の単語に言い換えるネットスラングはありません。
「希ガス」という言葉を使わない人は、ネットスラングを使わず普通にそのまま「気がする」と言ったり、「だと思う」という日本語として一般的な表現を使っています。
ネットスラングではない方の「希ガス」は、2005年に英語の表記が変わったので、日本語もそれに倣い「希ガス」から「貴ガス」へと変更され、現在は貴い方の「貴ガス」を使うのが一般的です。
まとめ
「希ガス」は2000年代の早い時期に生まれたネットスラングですが、SNSなどで使っている人は今でも少なからず存在する、息の長い言葉です。
まれに本来の言葉通り元素を指す「希ガス」として使っている人もいますが、ネットスラングの方は文末でしか使われず、また化学関連の話題でない場面で使われているので、スラングかどうか判断するのは容易でしょう。