仕事をする際に給与が高いか低いかは非常に大切な項目であり、モチベーションを左右するものです。
これらは特に年単位での計算する人も多いのですが、その時に使われる形式として「年俸」や「年収」がありこれは給与形態が異なることから発生します。
この記事では、「年俸」と「年収」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年俸」とは?
「年俸」とは給与形態の1種類であり、契約を結んだ際に1年で支払われる給料を決める内容になっています。
これは「年俸制」と呼ばれる制度であり、主にスポーツ業界ではよく見られることで有名です。
「年俸制」はスポーツ業界だけではなく最近では一般の企業でも取り入れるところが増えてきました。
「年俸」は契約の始めに1年の給料を決定する仕組みになっていますが、これによって1年間は給料が下がらないという保障となります。
怪我や故障も多いプロスポーツ選手の場合だとこの「年俸制」は非常に相性がよく、高額になることからニュースでもよく取り上げられる項目です。
「年俸制」は給料の査定が年に1回必ず発生するのも特徴であり、これによって来年の査定に向けてモチベーションを高める効果もあります。
「年収」とは?
「年収」とは1年間で得た収入自体を表す言葉であり、仕事の形態は問わないのが特徴です。
どんな仕事も含むことから正規雇用、非正規雇用、アルバイト、副業など全ての働いている人で「年収」を使うことが可能です。
この「年収」は基本給だけではなく残業代やボーナス代の含むこともあり、これに基づいて税金の金額が決まります。
「年俸」と「年収」の違い
「年俸」は「年俸制」という形態のもとで1年間に支払われる金額を表す言葉です。
1年に1回契約の更新時に昇給や減給が発生するのが特徴であり、プロスポーツ選手の場合は非常に大きな金額になることで有名です。
「年収」は働いている人の1年間の総収入であり、これは仕事をしている人全てに使えます。
もちろん「年俸」を得ている人にも使うことが可能であり、プロスポーツ選手の場合はCMや副業をやっていることからこれを加算すると相当な「年収」になるのです。
「年俸」の例文
・『ドラフト会議で1位指名された選手の年俸は以外にも少ないものだったので、もう少し何とかしてほしいと思った』
・『日本人メジャーリーガーの彼が契約した年俸は10億円を超えるものであり、驚いてしまった』
「年収」の例文
・『結婚相手には年収を求めるという意見も多いのだが、性格大切だと思います』
・『年収400万円ですら最近では中流階級だと思われているのは、時代が変わったものだ』
まとめ
「年俸」は1回の契約時にまとめて1年の給料を決める形態であり、プロスポーツ選手の「年俸」はよく話題になることで有名です。
「年収」は働いている人全てに使える言葉であり、1年の総収入は誰に取っても大切な項目でしょう。
「年収」の形式を取っている会社はボーナス制度や残業代もあるので、一定の給料である「年俸」を貰っている人よりも、これを貰うのが楽しみとなっています。