「幽霊部員」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「幽霊部員」とは?新語・ネット用語

この記事では、「幽霊部員」【ゆうれいぶいん】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「幽霊部員」とは?

「幽霊部員」とは、部活に所属していますが、名前を登録しているだけで実際には活動していない部員という意味があります。

主に、部活ある中学や高校、大学などでの部活やサークルに本気で活動するために入部しましたが、そのうち学業が忙しいとか、アルバイト始めたため活動できなくなった生徒は名前を残したままの状態にして、あたかも部員として頑張っているという状態にしておきます。

しかし、いくら名前があったとしても呼べば返事もせず、存在がそこにないのですから部活側としてはまるで幽霊のように感じるため「幽霊部員」と言い表すわけです。


「幽霊部員」の概要

さぼり癖があり、部活活動まったくしないのに退部せず、名前だけは登録しているはぐれ者の部員を「幽霊部員」と言い表します。

部活動への熱い情熱が薄れ、今ではもう存在しているのかさえも分からないような状態であるのに、名前だけは部活動やサークルの登録名簿に残っているのですから困るわけです。

そんな「幽霊部員」が発生してしまう理由には先輩や顧問の指導がきつすぎたり、人間関係が厳しく感じる、後輩が先にいいポジションに選ばれてしまったことでやる気を失うなど様々な理由が挙げられますが、問題を起こしたことで謹慎処分となった後、なかなか部活動に復帰できずそのまま「幽霊部分」になってしまう生徒もいます。


「幽霊部員」の言葉の使い方や使われ方

部活に入部したのに、まったく参加していない生徒のことを「幽霊部員」と言い、活動しない期間が何ヶ月と長くなる傾向が見られます。

人数が少なくて部活そのものの存続が難しくなっている場合、名前だけ貸すことで維持していけるようにする名義貸しの場合もあえて最初から「活動は最初からしないと幽霊部員になる」こと想定していますが、後に自分が部活に所属していることすら忘れたまま学校去る人もいます。

その部に所属しているという肩書きを得たい人は「幽霊部員になる」わけで、より人気があり、後々入部していたことが分かれば進学にも有利である分野を選ぶわけです。

フィクション作品では状態の言葉として「部員が本当に幽霊」と言って笑う場面があり、その場の雰囲気をいいものにしたり、仲間意識を強めるときも使います。

「幽霊部員」を使った例文(使用例)

・『うちの部活では幽霊部員などという者はいっさいいない』
・『幽霊部員になってしまうのは、退部後に部員と気まずくなれば学校にも行きにくくなるからだ』
・『部活に参加していても影が薄い人は幽霊部員になってしまう』
部活動が厳しく、精力的に活動させる顧問としては絶対に幽霊部員などは出さないという気持ちが強いため「幽霊部員」は出さないと決めて、しっかり登録名簿を調べています。

しかし、部員が退部を恐れる理由には顧問や他の生徒と顔を合わせにくくなってしまえば学校にも通いにくくなってしまうので、簡単には「幽霊部員」になれない理由なのです。

しかし、毎日部活に参加しているというのに、存在感のない部員は「幽霊部員」になってしまうこともあり、気の毒な状態に陥ります。

まとめ

部活に入部しているだけで、まったく活動していない残念な学生を「幽霊部員」と言い表し、姿の見えない残念な状況であることを表すときに使える言葉になります。

アニメ作品でもたまに「幽霊部員」の話で盛り上がるなど、演出として使われていることもあり、様々な角度から使える言葉となっています。