「幾重にも重なる」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「幾重にも重なる」とは?意味と使い方

この記事では、「幾重にも重なる」の意味を分かりやすく説明していきます。

気になった言葉を今すぐ用いていきましょう。

「幾重にも重なる」とは?意味

「幾重にも重なる」とは、いくつの層にも重なっていること。

多くの階層が生まれている様子をあらわしています。

ひとつだけでなく、多くのレイヤーがあるものが「幾重にも重なる」です。

「幾重にも重なる」という表現には「幾重」「重なる」という言葉が交わっています。

「幾重」には「何枚もつらなっている」という訳があります。

そして「重なる」には「同じようなものが、上に積み重なっていく」状況を伝えています。

キャベツの葉っぱのように、うず高く積み上げられているものが「幾重にも重なる」です。

グラデーションが美しい十二単の着物やミルクレープのように、層がいくつもある洋服や洋菓子を表現するときに「幾重にも重なる」は用いられています。


「幾重にも重なる」の概要

「幾重にも重なる」は、物質的な重なりだけではなく、同じようなことが何回も起こるときにも使われています。

「偶然が幾重にも重なった」「幾重にも重なるスリル」などと用います。

また「幾重にも重なる」「幾重にも」という表現は、仕事の現場でもよく耳にするフレーズです。

「幾重にも」には、何度も繰り返し頭を下げるという意味合いもあります。

そのため不祥事が起きてしまい、取引先にお詫びをするときに「幾重にもお詫び申し上げます」といいます。

「重ね重ね申し訳ありません」と同じように使える、大変便利な言い回しです。

何枚も重なっていること、そして何回も同じことが繰り返される状況が「幾重にも重なる」です。


「幾重にも重なる」の言葉の使い方や使われ方

「幾重にも重なる」はこのように使います。

・『幾重にも重なった、鮮やかなコスチュームを身に付けた』
・『ソメイヨシノの幾重にも重なる花びらが、観光客を魅了している』
・『奇妙な出来事が、幾重にも重なっていた』
「幾重にも重なる」は布や花びらが、重なり合っている様子につかわれます。

また何度も同じことが起こる状況にも用いられます。

「幾重にも重なる」の類語や言いかえ

「幾重にも重なる」と同じような言葉には、次の言い回しもあります。

・積み重なる
・繰り返す
・二度あることは三度ある
類語には「ダブる」「繰り返す」「重なる」などがあります。

ちなみに「二度あることは三度ある」とは、同じことは何度も繰り返されるという、ことわざです。

同じ失敗を繰り返さないように注意しなさいというメッセージが込められています。

まとめ

「幾重にも重なる」の意味と使い方をおさらいしました。

「幾重にも重なる」とは、上から下まで同じものが重なっていること。

洋服やスイーツにも使われる表現です。

また「何回も同じことが繰り返される」場合にも「幾重にも重なる」が利用されています。

ゆたかな知識を身に付けて、コミュニケーション能力を高めていきましょう。

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