「底が割れる」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「底が割れる」とは?意味と使い方

この記事では、「底が割れる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「底が割れる」とは?意味

隠し事や嘘が相手に見破られてしまうことで、ストーリーの結末がすぐに分かってしまうことや事件の犯人がわかることなども底が割れるという範囲に入ります。

嘘は経歴詐称やごまかしなども含まれます。


「底が割れる」の概要

この言葉における底には、実力や限界といった意味合いが持たれ、それが割れてしまうことで見せかけにしていたものが台無しになってしまうということになります。

「すぐに底が割れる」「簡単に底が割れる」など強調した意味合いの使い方も可能ですが「大きく底が割れる」という言い方で大きな嘘が暴かれるという使い方はしません。

見抜いた側が使う事ができる言葉ですが、嘘を付いている側が「底が割れることのないようにする」などと言った方向で使うことも有りえます。

なお、似た言葉で「底割れ」という言葉は株式相場などでこれ以上は悪くならないと思われたところから更に下がることという意味がありますが、「底が割れる」という言葉とは意味合いにおいてほぼ関連性がなく「相場の底が割れる」という言い回しは基本的にはしません。

底が割れる自体は表現として工夫されているものと言え、どちらかと言うと文章で多く使われ、一般の会話でつかうというよりはテレビドラマや映画で耳にする機会があると言った言葉と言えます。

新聞記事においては、「底割れ」との混同を防ぐためなのかあまり使われていません。


「底が割れる」の言葉の使い方や使われ方

「単純なストーリーなので底が割れるのがとても早い」「底が割れると失脚してしまうほどの経歴詐称だった」「底が割れることのない難解な物語」「この取調官が来たからにはじきに底が割れるだろう」などの使い方があり、ポジティブな状況へと移行される方向で使われるケース、がっかりするようなケース、嘘を付いている側としてはネガティブになるケースなどの使い方があります。

嘘がバレるという意味合いの性質から、明るい状況、楽しい状況で使われる言葉ではないと言えるでしょう。

また、言葉の使い方としては底が割れるとどうなるかという言葉や、底が割れる度合いを示した使い方が多くなります。

「底が割れる」の類語や言いかえ

嘘であることが見抜かれるという意味合いでは、「嘘がバレる」「嘘が暴かれる」「ネタがバレる」「ネタが上がる」などが挙げられます。

「決定的な証拠が見つかる」や、すべて供述するという意味でやや近い警察用語の「完落ちさせる」も類語ということが出来るでしょう。

まとめ

「底が割れる」という言葉は嘘、ごまかし、隠し事を暴いて明らかにするという意味合いがあることから、二人以上の関係性で使われる言葉で、基本的には現在か過去に対して使われる言葉と言えます。

「このままでは底が割れる」という使い方では未来に対して対策が必要な状況を表すことが可能です。

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