この記事では、「弾劾」と「更迭」の違いを分かりやすく説明していきます。
「弾劾」とは?
「弾劾」の意味と使い方について紹介します。
「弾劾」の意味
「弾劾」は「だんがい」と読みます。
意味は「犯罪や不正を明らかにして、責任をとるように求めること」「法令により公務員に対して、国会で訴追したり、罷免や処罰をする手続きのこと」です。
「弾劾」の使い方
「弾劾」は、犯罪や不正をはっきりさせて責任を問うことを言います。
直接その職を辞めさせるのではなく、辞めさせる手続き全体のことを言います。
日本で「弾劾制度」というと、裁判官や公務員など、身分が保障されている人に対して責任を問うことを言います。
公務員が犯罪を犯したり、ふさわしくない行為をした時などに、辞めさせるかどうかを判断することを「弾劾裁判」と言います。
因みに、アメリカでは大統領に対しても「弾劾」が行えます。
「更迭」とは?
「更迭」の意味と使い方について紹介します。
「更迭」の意味
「更迭」は「こうてつ」と読みます。
意味は「ある地位や、役目にある人を、交代させること」です。
「更迭」の使い方
「更迭」は、高い地位や役目にある人を、他の人と交代させることです。
こちらも政治でよく使われる言葉で、大臣が辞職して他の人に変わる時に使われます。
ある人の役職を解き、他の人と代わることをいい、「大臣・警察官の幹部」など公務員の他に、有名なスポーツチームの監督など、民間でも使われます。
特に不祥事を起こした訳ではなく、結果を出せないことでクビにされることが多くなります。
「弾劾」と「更迭」の違い!
「弾劾」は「公務員に対して、罷免や処罰をする手続きのこと」です。
「更迭」は「高い地位や役目にある人を、他の人と交代させること」です。
まとめ
今回は「弾劾」と「更迭」の違いをお伝えしました。
「弾劾は罷免や処罰をする」、「更迭は役職を交代させる」と覚えておきましょう。