「思わぬ収穫」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「思わぬ収穫」とは?意味と使い方

この記事では、「思わぬ収穫」の意味を分かりやすく説明していきます。

「思わぬ収穫」とは?意味

辞書によると「思わぬ収穫」とは、「思いがけず良いことが起こること」を指す言葉だと記載されています。

この「思いがけず良いことが起こるという意味」なら、「棚ぼた」「棚からぼたもち」と言う言葉もありますが、こうした言葉とのニュアンスの違いについて次項で考えたいと思います。


「思わぬ収穫」の概要

「思わぬ収穫」の言葉を分解して考えると、「思わぬ」とは、「思いもしなかった」「思いがけず」と言う意味です。

それに続く「収穫」「 農作物を穫り入れること、また穫り入れたもの」を指す言葉で、そこから転じて「何かを行う事で得られた成果」と言う意味のある言葉です。

従って、この2つの言葉による「思わぬ収穫」とは、「何かを行う事で、思いがけず得られた成果」と言う意味になります。

すなわち、「思わぬ収穫」とは、何かを目的にして行動をし、その目的に適う成果が得られた場合でも、得られなかった場合でも、それとは別に思ってもいなかった成果が得られたと言うニュアンスを持った慣用句だと言えるのです。

似た言葉に「棚ぼた」「棚からぼたもち」「果報は寝て待て」と言う言葉がありますが、こちらは何も行動していないのに、思いがけない成果やラッキーな事が得られる事を意味しており、「思わぬ収穫」とは、ニュアンスが異なります。

日常生活やビジネスにおいて、何かを目的にした新たな取り組みをする事は少なくありません。

しかしその取り組みによって、当初期待していた成果が得られない事もあります。

そんな場合でも、行動を起こした事で新たな気付きや思いがけない成果を得られるケースも多く、そうした時に「思わぬ収穫」と使うべきだと言えるのです。

もちろん、当初の目的の成果が得られ、それと共に副次的に思いがけない成果が得られた場合にも使える言葉です。

こうしたニュアンスのある言葉として、「棚からぼたもち」「果報は寝て待て」と上手に使い分けられると良いでしょう。


「思わぬ収穫」の言葉の使い方や使われ方

「思わぬ収穫」の言葉は、『経営改革として全社活動を行いました。

経営の大幅な改善には至りませんでしたが、社員が一丸となって取り組んだ事で、思わぬ収穫がいくつも得られました。』や『趣味の写真の腕を上げるべく、写真クラブに参加しました。まだまだ腕が上がったとは言えませんが、多くの人と知り合えると言う思わぬ収穫は得られました。』の様に使われます。

「思わぬ収穫」の類語や言い換え

「思わぬ収穫」の類語や言い換えとしては、「思いがけない成果」「望外の成果」「期待外の成果」「怪我の功名」などが挙げられます。

まとめ

「思わぬ収穫」とは、「思いがけず良いことが起こること」と言う意味ですが、ニュアンスとしては何もせずに良い事が舞い込んでくることを指すのではなく、何かを目的に行動した事により、思いがけない成果が得られたと言うケースに最適な表現と言えます。

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