この記事では、「悶絶」の意味を分かりやすく説明していきます。
「悶絶」とは?意味
あまりの苦しさに体をよじり気絶することです。
「悶」には、もだえる、重い悩むという意味があり、「絶」には、たつ、うちきる、きわめてという意味があります。
このことから、「悶絶」とは、もだえて絶つことという意味になります。
この場合の絶つは、一時的に意識を絶つことを指しています。
もだえるとは、あまりの苦しさに体をよじることをいいます。
腹痛が激しく、座っていることはできず、横になっていてもつらいとき、体をよじってしまうことがあるでしょう。
そのような状態を指しています。
あまりにも痛みが激しいと、意識が遠のいてしまいそうになります。
この状態は「痛みに悶絶する」ということができます。
「悶絶」の概要
苦しみ悶えて気絶するという意味の言葉ですが、実際には意識が途絶えていないことがあります。
また、痛みのようなつらい苦しみのことだけでなく、喜びやうれしさによる苦しみも指します。
骨折をして内臓が破裂するような交通事故にあったら、怪我をした部位は痛いです。
ジンジン、ズキズキとした痛みがずっと続くことでしょう。
この痛みから逃れたくても逃れることができません。
あまりにも痛みが強く、体をよじりたくなります。
このときの状態が「悶絶」が意味するものです。
痛みに苦しみ、体をよじり、意識が遠のきそうです。
これはつらい苦しみによる「悶絶」ですが、喜びやうれしさによるものもあります。
子犬や仔猫をかわいいと思う人は少なくないことでしょう。
小さな体が愛らしいです。
そして、しぐさは大人とは違い、どこかたどたどしさがあって、そこもかわいいです。
あまりのかわいさに、体をよじりたくなってきます。
この場合はつらい苦しみではありませんが、「悶絶」と表現されます。
実際には意識を失っていませんが、あまりにもかわいくて、意識が遠のきそうです。
現実世界から離れていってしまいそうになります。
おいしいものを食べたときにも「悶絶」することがあります。
期間限定、さつま芋、アイスクリーム、ホイップクリームを使用したパフェがありました。
普段は食べられない豪華なパフェです。
さつま芋は2種類を使用しており、違った味を楽しめます。
チップスが入っており、アイスクリームとの相性が抜群です。
あまりのおいしさに「悶絶」してしまいます。
「悶絶」の言葉の使い方や使われ方
つらい苦しみによってもだえることを指して使われることは少なく、喜びやうれしさでもだえることを指して使われることが多いです。
「悶絶」の類語や言いかえ
「もだえる」が似たような意味を持つ言葉です。
苦しさなどによって体をよじるという意味があります。
まとめ
痛みがつらかったり苦しみが強いと体をよじりたくなり、ときには気絶しそうになります。
そのさまを意味する言葉なのですが、喜びやうれしさによって体をよじったり、気絶しそうになることを指して使われています。