この記事では、「情」と「未練」の違いを分かりやすく説明していきます。
「情」とは?
「情」の意味と使い方について紹介します。
「情」の意味
「情」は「じょう」と読みます。
意味は「ものごとに感じて変化する心の働き」「他人を思いやる気持ち」「まごころ」「意地」「特定の相手を恋い慕う気持ち」「事情」「おもむきや味わい」です。
「情」の使い方
「情」には数多くの意味がありますが、日常的に使われるのは以下の3つです。
1つ目は「ものごとに影響を受けて変化する心の動き」という意味で、「憐憫の情(れんびんのじょう)」は、相手をあわれに思う気持ちのことを言います。
2つ目は「他人に対する思いやりの気持ち」という意味で、「情に厚い」は、人を思いやる気持が強いことを言います。
3つ目は「相手を恋い慕う気落ち」と言う意味で、「情を交わす」は男女の関係であることを言います。
いずれも共通しているのは、「相手に対して真心や思いやりを持つ気持ち」という点です。
「未練」とは?
「未練」の意味と使い方について紹介します。
「未練」の意味
「未練」は「みれん」と読みます。
意味は「人や物に執着が残ってあきらめきれないこと」「熟練していないこと」です。
「未練」の使い方
「未練」は、日常で使う場合は「人や物に執着が残ってあきらめきれないこと」を言います。
欲しいと思っていたものを手に入れ損ねた時や、恋人から別れを切り出された時などに、相手やものがあきらめきれずにずっと思っていることを言います。
「未練がましい」は、いつまでも対象に執着してくよくよしている状態を表します。
「情」と「未練」の違い!
「情」は「相手に対して真心や思いやりを持つ気持ち」です。
「未練」は「人や物に執着が残ってあきらめきれないこと」です。
まとめ
今回は「情」と「未練」の違いをお伝えしました。
「情は相手への思いやり」、「未練は相手への執着」と覚えておきましょう。