この記事では、「想定」と「予定」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「想定」の意味から取り上げてみましょう。
「想定」とは?
最初に「想定」の意味をご説明致します。
「想定」(そうてい)とは、対象とされる状態や条件などを仮として、設定してみることを指しております。
我々の身近なところでは、避難訓練などを想像すると分かりやすいでしょう。
あれは地震や火災などを、想定して行っている訓練になります。
「予定」とは?
次に「予定」の意味を解説していきます。
「予定」(よてい)の場合は、自分が行う行動やイベントなどを事前に、決めておくことを表しております。
簡単に書きますと、スケジュールを想像することで、しっくりくるはずです。
「想定」と「予定」の違いとは?
ここでは「想定」と「予定」の違いを取り上げてみましょう。
「想定」の場合は、最悪な状態や状況などを、想像することです。
または設定することを指しております。
「予定」の方は、事前に自分が行う動きやイベントを、決めておくことです。
前者の場合は、避難訓練や不審者対策訓練、後者の方は、仕事におけるスケジュールなどに対して、使われる言葉になります。
「想定」と「予定」の使い方の違い
この項目においては、「想定」と「予定」の使い方の違いを説明します。
「想定」を使うときは、起こり得る状況や状態を仮に設定し、どのように対応すべきか考えるときや、行動するときに使います。
基本的に良い意味、「想定」という言葉は使うことは少ないようです。
「予定」を使う場合は、事前に自分が取る行動や、行事などの事柄を決めておくときなどに使います。
それぞれの使い方を見てみましょう。
前者の使い方
「大地震を想定し非常食などを揃えている」
「敵が出てくることを想定しておくべきだ」
後者の使い方
「予定が合わない場合は、LINEなどで連絡を取り合って、予定の調整しよう」
「予定が決まりましたので、連絡しておきます」
「想定」を使った例文
ここでは「想定」を使った例文を書いていきます。
・『敵の頑強な抵抗が想定されますので、こちらも敵の迎撃に耐えうる装備しておくべきです』
・『何事も想定しておくと、混乱は招かないのだ』
・『想定できることと、できないことがあるのも事実なのです』
・『津波を想定した避難訓練では、高台に逃げることを学びました』
・『敵機動部隊がいると想定すると、こちらの参加空母は6隻に増やすべきです』
「予定」を使った例文
最後の項目においては、「予定」を使った例文を書きます。
・『仕事の予定が狂ってしまうので、無理はしたくない』
・『予定されていたライブが、コロナでなくなってしまいました』
・『貯金する予定が、予想外の出費がありましたので、今月はできませんでした』
・『予定表をワードで作っています』
・『予定変更がありましたら、連絡いたします』
まとめ
まとめとして「想定」とは、基本的に最悪な状況などを仮に設定することです。
その設定の上で、自分などが取るべき行動などについて実際に動いたり、考えることになります。
「予定」の方は、事前に行動・スケジュールなどを決めておくことを指しているのです。