「感受性が豊か」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「感受性が豊か」

感受性が豊かとは、いい意味でも悪い意味でも使える言葉です。

つまり、使い方によって、どちらとして使っているのかが変わるということです。

そのような言葉は他にも多いですが、この言葉は使った対象の人をそのどちら(いい意味、悪い意味)かと表すことになるので、下手に使うのはやめておいた方がいいことも多いです。

「感受性が豊か」の意味

感受性が豊かは、少しでも面白いことがあるとすぐに笑ったり、悲しいことに対して涙もろかったり、導火線が短かったり(ちょっとしたことで怒りやすいの意味)と、ちょっとしたからすぐに感情が表に出てしまう人を指して使います。

要は、喜怒哀楽が激しい人という意味だと覚えておけば間違いありません。

人間は感情の生き物なので、実に人間らしいと言うことができますが、場合によっては大袈裟だと思われてしまったり、一緒に行動するのを嫌がられてしまうことまであります。

いくら人間らしいと言っても、その人間なら湧き上がった感情を抑えたり、我慢することも時には必要ですが、それができないのが感受性が豊かな人なのです。

「感受性が豊か」の言葉の使い方

誰かを感受性が豊かだと使う時には、いい意味なのか悪い意味なのかをはっきりとさせて使うべきだと言えるでしょう。

そうでないと、教えてもらった方がどう理解していいのか(その人とどう付き合えばいいのか)分からないからです。

例えば、「感受性が豊かでいい人だ」と使えば、多少喜怒哀楽が激しいところがあるが、どれもそこまで極端ではない程度で、嘘がない人だという意味に解釈できますが、「感受性が豊かだから付き合いにくい」などと言われれば、事あるごとに大袈裟に感情を表に出すので付き合うにいは厄介な人だという意味になります。

「感受性が豊か」を使った例文・短文(解釈)

感受性が豊かを使った例文や短文です。

いい意味、悪い意味の両方で使っているものを挙げていきます。

「感受性が豊か」の例文1

「彼はとても感受性が豊かで、ドラマを見るとすぐ本気で考え出すそうだ」

ドラマの中の表現は、もちろんですが全てフィクションです(実話を元にしたものは除きます)。

その為、現実には同様のことなどまずないのですが、内容に本気で怒ってしまったり、逆に悲しくなってしまうのが感受性が豊かな人です。

そのような人に感想を聞けば、そのドラマについてよく理解できるかも知れませんが、長々と話される可能性も高いので、それには注意してください。

「感受性が豊か」の例文2

「感受性が豊かなのは悪いことではないと思うが、人前ですぐに怒り出すのだけはやめてくれ」

怒りっぽい人は少なくありませんが、場所も弁えずにそれが始まってしまうと、一緒に行動している人には迷惑この上ない話です。

これは、感受性が豊かな人の一番困った点だと言っていいかも知れません。

「感受性が豊か」の例文3

「涙もろ過ぎる点があるが、感受性が豊かで面白い人だと思った」

感受性が豊かな人にも、色々な種類があります。

どの感情表現も普通の人よりは表に出やすいが、そこまでではないという人や、全てにおいて非常に表に出やすい人、そして、ある感情に限って特に大袈裟に出てしまう人です。

この最後で、怒りやすい人は上記のように問題だと言えますが、涙もろいのが一番の特徴であれば、多くの場合でそれほど付き合いにくいということもないでしょう。

「感受性が豊か」の例文4

「感受性が豊かな人だと言われたが、自分では全然そうとは思っていない」

自分で感受性が豊かだということに気が付いていない人も多いものです。

ですが、人から見てそうだと言われるということは、少なくとも何かしらの感情が昂(たか)ぶりやすいと思われているだと考えましょう。

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