この記事では、「懐が深い」と「器が大きい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「懐が深い」とは?
「懐が深い」には、2つの意味があります。
1つめは、相撲で使われる言葉で、胸と腕が作る空間が大きく、相手になかなか回しをとらせないことです。
まわしとは、力士が腰回りに締めている被服の一種をいいます。
もう一つの意味は、心が広く包容力があることです。
包容力とは、欠点も含めて相手のさまざまなところを受け入れられる心の広さを意味します。
懐には、衣服を着たときの胸のあたりの内側のこと、前に出した両腕と胸で囲われる空間のこと、所持金のこと、胸の中の考えのことなどという意味があります。
「器が大きい」とは?
「器が大きい」とは、小さなことを気にしないことです。
器には、入れ物、容器、人物や能力の大きさ、道具、器械という意味があります。
大きな入れ物には、たくさんのものを入れることができます。
たくさんのものを受け入れられる、つまり心が広いことを表します。
「懐が深い」と「器が大きい」の違い
「懐が深い」とは、心が広く包容力があることです。
「器が大きい」は、小さなことを気にしないことを意味し、心が広いともいえます。
そのため、この2つはほぼ同じ意味を持っています。
まとめ
「懐が深い」も「器が大きい」も、心が広いことを意味していて、ほとんど同じ意味を持っている言葉です。