「所業」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「所業」

この所業(しょぎょう)は、簡単に言ってしまうと「行い(行ったこと)」を表す言葉です。

それ以外の意味はなく、特に難しい使い方もしませんが、「行い」と言っても、「悪い行い」の方に特化して使われます。

つまりは悪事や、それに近い(常識的に考えて悪いと考えられる)行為に対して使われる言葉で、それをしっかり覚えた上で使うことが大切になります。

「所業」の意味

所業は、何か好ましくないことがあった時に、それを指して使うことがある言葉です。

この「使うことがある」という点がポイントで、実際にはそう見聞きする言葉でもありません。

それは、些か古い表現であるという点と、必要以上に大袈裟になってしまうことがあるからです。

また、前後の表現もこの言葉に合わせる必要があるので、使い所が難しい言葉だとも言えるでしょう。

「所業」の類語と解釈

所業のように、行い(行ったこと)を表現する言葉です。

ほとんど同じ意味の言葉や、良い行いにも使えるものなどをいくつか挙げていきます。

「仕業」(しわざ)

「所業」のように、悪いことに対して使う言葉です。

「しょぎょう」のように「しぎょう」ではないので、読み方に気を付けてください。

所業との違いは、行い(行ったこと)そのものではなく、それを「行った」という意味が強いところです。

「誰の仕業だ」と使えば、「誰が行ったんだ」という意味になり、この点に注意して使ってください。

「振舞」(ふるまい)

「振る舞い」とも表記します。

この言葉は良い行い、悪い行いの両方に対して使うことができます。

「何とだらしない振舞だ」と言えば、悪い意味で使っていますが、「見事な振舞だった」となると、どう見ても良い意味です。

「所作」(しょさ)

主に仏教で使われる言葉で、上の「振舞」と同様の意味で使われます。

一般にはあまり見聞きしませんが、「身のこなし」や動作そのものを表すこともできる言葉です。

「美しい所作」(とても綺麗な仕草)という言い方は、一度は聞いたことがあるかも知れません。

「所業」の言葉の使い方

所業と使う場合には、前述のように前後の文脈にも気を配る必要があります。

この言葉を使ってとても悪いことという意味で、「何という所業」と使ったとします。

これでも意味は通りますが、「所業」を使うからには、もう少し捻って「何たる所業」とした方がすっきりした表現です。

このような使い方の難しさもあるので、それほど使われる言葉ではありません。

「所業」を使った例文・解釈

所業を使った例文です。

この言葉に合わせた前後の表現に注目してください。

「所業」の例文1

「あの事件は、世にも恐ろしい所業だ」

惨殺事件などのとても恐ろしい事件だったのが分かります。

「世にも恐ろしい」とは、かなりかしこまった表現ですが、「所業」は、これくらいの形容詞と共に使われることの多い言葉です。

「所業」の例文2

「鬼畜にも劣る所業だと言わざるを得ない」

こちらも事件のようなものが絡んだ例となっていますが、「所業」と使うと、どうしてもそのような例が多くなってしまいます。

この「鬼畜にも劣る」とまで言うと、それより酷い行いはまずないと考えられるほどの残忍さと考えていいでしょう。

「所業」の例文3

「どんな所業の所為で、こんなところに飛ばされたきたのやら」

地方に飛ばされてしまった(いわゆる左遷をされた)人に、どんな悪い行動があったのかと使っている例になります。

「所業」と言うだけで、悪い行動の意味になることが分かる例文です。

また、これくらいの文体(前後の表現)でも使えるといういい例です。

「所業」の例文4

「これまでの所業が響いて、いい評価は受けられなかった」

こちらもあまりかしこまった文体になっていませんが、充分に「所業」が活きている例文です。

やはり、この言葉だけで悪い行動という意味になっており、「響く」によってそれが強調している形です。

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