「手抜かり」の意味とは?
「手抜かり」とは、意識せずに犯してしまうそれほど大きくはないミスを表す言葉です。
「手」と付くだけに、その範囲で作業するようなことに対して使われることが多く、「手抜かりがないように」のように注意として用いられることもあれば、「手抜かりはないはずだ」と自らそれがないかといった確認に使うこともできます。
「手抜かり」の読み方
「手抜かり」は、「てぬかり」と読んでください。
普通に読めばいいだけなので、読み方については特に問題はないでしょう。
「手抜かり」の表現の使い方
「手抜かり」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は「手」を付けずに「抜かり」と使うこともできます。
その場合には少し意味が大きくなり、比較的大きなミスという解釈になります。
やはり、自分では気付かずにそれを犯している内容のことになり、どちらが表現として向いているか難しい場合も少なくありません。
よって、それほど明確に使い分ける必要はなく、ほんの小さなことだと思えば「手抜かり」、それよりも少し大きくなると「抜かり」となると覚えておけばいいでしょう。
どちらにせよ、これらを無くすにはきちんとした確認が大切なのは言うまでもなく、「手抜かり」という程度だろうと起こさないに限ります。
また、ミスとは言えないものの、あまり具合がよくないことに対して「手抜かりとまではいかないもの~」のような使われ方をすることもあります。
「手抜かり」を使った例文と意味を解釈
手抜かり」を使った例文と、その意味の解釈になります。
明らかに自分でミスをしたと分かっている時には用いない表現です。
「手抜かり」を使った例文1
「何1つ手抜かりがないように作業したつもりだ」
自分はそのつもりであっても、うっかり何かミスをした可能性は否めません。
気付かずにミスしてしまうことが「手抜かり」なので、自分でそれがあったかどうかは分からないことが多いと言えるでしょう。
「手抜かり」を使った例文2
「あいつの手抜かりの所為で、大変な目に遭った」
誰かのミスの為に苦労したと使っていますが、その本人にもどんなミスがあったのかきちんと伝えておくべきです。
そうでないと、また同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。
「手抜かり」の類語
「手抜かり」と似た意味で使える言葉です。
こちらもほとんど同じ意味になります。
「手落ち」【ておち】
「手抜かり」と同じく、意識せずに犯してしまうちょっとしたミスのこととなる言葉です。
こちらは「手」をとって「落ち」とすると意味が変わってしまうので注意してください。
使い方としては「手抜かり」と同じく、「何か手落ちはないか」などとなります。