この記事では、文章を続ける役割を持つ言葉である「承前」の意味を分かりやすく説明していきます。
「承前」とは?意味
前文をうけつぐ、前文や前例を受けて続いている意味で、紙に書かれた文章においてページをまたがる文章などで使われていましたが、インターネット上では文字数に制限があるツイッターや掲示板で制限文字数以上の長文を発表する際に使用されています。
性質的に画像に対してはほぼ使われません。
「承前」の概要
初めの文章がないと承前は成立しないものとなっており、長い文章であれば連続して承前を使うことも可能となっていますが、インターネット上では掲示板の文字制限いっぱいまで文字を書くケースはそう多くないため、140字の制限があるツイッターで最も使われるケースと言えます。
この場合内輪の会話ではなく、多くの人に伝えたい文章というケースが多くなりかしこまった文章になることが多くなります。
ショートメールなどでも使うケースは見られますがこちらもややかしこまった文章になるといえるでしょう。
また、2ページ3ページと続いていくスタイルの記事であれば使われる場合もあります。
承前の前は文章として一旦終わらせていて(続く)(続きます)などで次のツイートやメールで(承前)で続けることが一般的で、「今日ラーメン屋で昼ごはんを食べて味噌ラーメンが美味しかった」という文章が文字制限の末尾に来た場合、「今日ラーメン屋で昼ごはんを食べて味噌ラ(続く)」で一旦終わらせて、次のページで「(承前)ーメンが美味しかった」という書き方はせず、「今日ラーメン屋で昼ごはんを食べて(続く)」「(承前)味噌ラーメンが美味しかった」という区切りの良い文章にすることが一般的と言えます。
ツイッター上であっても20文字程度の余白を残せば大体の文は小はきれいに区切ることが出来るでしょう。
「承前」の言葉の使い方や使われ方
承前はある程度長い文章に対して使われ、インターネット記事では(承前)とつけられた文章だけ呼んでもある程度分かる内容になるのが理想と言えます。
メールなどであればpdfなどで重要な長文を贈ってその後に必要項目を説明というケースがあるので、承前を使わないと表現しきれないことがあり、承前にあたる文章は読まないといけない文章と言えます。
(承前)以上のことから、今回は保留とさせていただきます。
という使い方では承前部分で様々な保留となる理由や経緯が書かれていることになります。
「承前」の類語や言いかえ
「続き」「前の文章の続き」「先の文章からの続き」などが言い換えとして使えますが、かしこまった文章では承前がベターと言えるでしょう。
前述の通りという言葉はニュアンスがやや異なりますが近い言葉ではあります。
まとめ
承前は一定の文章の長さを扱いやすくするための言葉で、ページをまたがっているケース、ツイートをまたがっているケースなどが主な用途と言えます。
インターネット記事では無尽蔵に1ページに書けるものの、見やすさの問題や、サイトのサービスの文字制限などから承前は使い続けられています。