「スギムライジング」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「スギムライジング」とは?新語・ネット用語

流行語大賞にノミネートされた用語には、初めて聞く言葉もあります。

この記事では、「スギムライジング」の意味を分かりやすく説明していきます。

知らない単語を、今すぐ調べていきましょう。

「スギムライジング」とは?意味

「スギムライジング」は2021年の流行語大賞に、ノミネートされたトレンド言葉です。

東京オリンピックの「杉村英孝選手の得意技のひとつ」になります。

杉村英孝選手は、ボッチャで活躍する選手。

試合の中では杉村選手の「スギムライジング」が冴えて、日本代表選手としては初めてとなる、金メダルの受賞につながりました。

ボッチャはジャックボールと持ち玉の距離やバランスで、大きく勝敗が分かれます。

杉村選手のスギムライジングは、ボールがたくさんある場所に乗り上げるように自分の玉を投げていく攻め技です。

正確なコントロールと集中力が必要なので、スギムライジングをこなせる選手は極めてまれです。

そのため東京オリンピックでスギムライジングが決まったとき、SNSを中心に多くの歓声が飛びました。


「スギムライジング」の概要

「スギムライジング」はボッチャの正式名称のように思えますが、そうではありません。

「スギムライジング」「杉村」「ライジング」を組み合わせた、オリジナルの言葉です。

ライジングには「太陽が出る、上がる」などの良い意味があります。

杉村選手のスーパープレーになぞらえて生まれたのが「スギムライジング」です。

杉村選手は幼い頃から、先天性の脳性まひを患っていたそうです。

その後、高校の先生にボッチャをすすめられ、腕を磨くように…。

リオオリンピックでもチームキャプテンとして戦った実績があり、日本のボッチャ界をけん引する存在になっています。

杉村選手いわくボッチャは「相手との駆け引き」だそうです。

頭脳プレーが何よりも大切になってくるので、試合の前には緻密な戦略をたてて臨んでいるそうです。

地道な努力の上にあるのが、杉浦選手の「スギムライジング」です。


「スギムライジング」の言葉の使い方や使われ方

「スギムライジング」はこのように用います。

・杉浦選手のスギムライジングを見て、涙がこみ上げてきた。

・彼は冷静にスギムライジングを成功させ、勝利をつかんだ。

・ボッチャの体験イベントでスギムライジングに挑戦してみたが、思っていたよりも難しかった。

スギムライジングは、ボッチャの技のひとつです。

ボールに乗せる技のため、簡単そうに思えて難易度はとても高いです。

「スギムライジング」の類語や言いかえ

「スギムライジング」はこちらの言葉にも、置きかえできます。

・杉村英孝選手の得意技
・ボッチャのライジング
・杉村英孝選手のスーパープレー
「杉浦選手」「スーパープレー」「ライジング」などに言いかえできます。

まとめ

「スギムライジング」の意味や使い方を分かりやすくお伝えしました。

「スギムライジング」は、東京オリンピックで炸裂した、ボッチャの技です。

杉村英孝選手が編み出したオリジナルの技で、密集したボールの上に乗せていく決めワザになります。

オリンピックの感動をフラッシュバックさせてくれる、かっこいい言葉です。