この記事では、「抱く」と「抱える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「抱く」とは?
「抱く」はとても大事なものや愛おしい物を両手で包み込むように持つことを「抱く」と呼びます。
よほど大切なものや大切であるものを持つことを「抱く」と表現します。
「抱く」の使い方
両手を用いて包み込むように持つことを「抱く」という文字を用意て表記しますが、時には、愛情を表現する場合にも「抱く」とすることが可能です。
この場合、「○○を抱く」としますが○○に対して愛情があるかどうかは未知数で、愛情など分かりえないものを表現する場合、「抱く」を用いて表現することが可能です。
「抱える」とは?
「抱える」はわきに持つさまを意味する言葉で簡潔に言いますと抱え込むことです。
運搬などの表現に用いる言葉で「抱える」とした文字は物体を両脇に持ち胸で受け止めることを意味します。
「抱える」の使い方
「抱える」は主に運搬作業をしている物に対して両腕で持ち上げている表現をする場合「抱える」を使用するのです。
ですが、本来は胸の位置まで持ち上げている様を抱えると呼び「抱える」は移動をすることを考慮した持ち上げ方です。
「抱く」と「抱える」の違い
「抱く」は対象となるものを大事に抱え込み持ち上げることになり、「抱える」は単純に運搬のために持ち上げることを指します。
その為、違いは、愛情があるものであるかどうかに違いがあり、運搬法も手で包み隠し大事に持つのが「抱く」で、とりあえず運搬作業を重視して、持ち上げるものはあまり大事ではない者の場合は、「抱える」となるのです。
「抱く」の例文
・『赤ちゃんを抱く』
この例文の場合は、赤ちゃんという対象者を両手で丁寧に包み込み持ち上げている様を表しています。
運搬のために赤ちゃんを持ち上げているのではなく、母親や父親であるが故に赤ちゃんを自分の目に留まる場所にいてほしい場合、自らが赤ちゃんを抱えるという解釈です。
・『赤ちゃんを抱く(いだく)』
「だく」ではなく「いだく」という表現をすることでより愛情深く赤ちゃんを抱えている様を表すことが可能です。
ただし、この表現は、現在ではあまり使用されておらず、「いだく」は、胸に秘めた感情や考えであることを意味する言葉に置き換わっています。
「抱える」の例文
・『赤ちゃんを抱える』
この表現は赤ちゃんをとりあえず抱き上げ抱え込んでいる様を表しており、赤ちゃん自体は大事そうに手厚く保護された状態で手に持たれた状態ではないことを指します。
この表現は、自分の子供ではない人物を手に持つために使用する表現法です。
その為持ち上げられている人物は実の子供で七位などの他他者の子供であることを意味します。
・『負債を抱える』
この表現は、まったく対象者には大事ではないものを受け持っていることの表現です。
「抱える」は対象者にとってマイナスとなることを受け持つことも表現可能でこの場合、借金というマイナス要素を受け持ったと解釈するのです。
まとめ
「抱く」と「抱える」の違いは大切なものであるかそうではないかです。
大切なものは、「抱く」という表現で表現しますが、そうではないものは「抱える」という表現でとりあえず手に持つことを表現します。
ただし、「抱える」はマイナス要素を受け持つという表現も可能であるため、「抱く」と異なりマイナス要素を受け持つ言葉としても利用可能です。