この記事では、「振動」と「衝撃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「振動」とは?
継続的に揺れ動くことを「振動」と言います。
力が動き続けている状態です。
「振動」の使い方
「地震による振動でガラス窓が今にも割れそうだ」「振動に耐えうる構造」
「衝撃」とは?
一過性のもので、非常に大きな力が加わることで発生する揺れのことです。
また、加わる力そのものを「衝撃」とすることがあります。
そのほか、心に大きなストレスが生じるショック状態や心の動きを指す言葉でもあります。
「衝撃」の使い方
「世界に強い衝撃を与えた大災害」「テレビニュースで流れた衝撃映像」「知らされた事実はあまりにも衝撃的だった」
「振動」と「衝撃」の違い
この二つの言葉の違いは、効果音として聞くと明らかです。
例えば、「振動」の場合は、「ブルブル」「ユラユラ」「カタカタ」「ガクガク」などです。
ずっと揺れが続く様子が分かります。
「振動」に別の摩擦力が加わらなければ、揺れが止まらないのが「振動」です。
「衝撃」の場合は、「ドッカーン」「ドスン」「ガンッ」「カキーン」などです。
驚くほどに大きなショックが生じていることが分かります。
「振動」は、揺れが継続的である状態のことです。
「衝撃」は、大きな力が瞬間的に加わることによって起こります。
まとめ
ともに、物体に力が加わったことによる変化を表す言葉ですが、その力加減で言葉が分かれるわけです。
少しの力ならば「振動」という状態になり、大きな力ならば「衝撃」になります。
この力は、物理学や力学上では様々な単位として表せます。
しかしながら、日常を過ごすうえで単位にとらわれるということは現実的ではなく、単に続く力は「振動」、大きなショックは「衝撃」と考えたほうが分かりやすいと言えます。