「採択」と「採決」の違いとは?分かりやすく解釈

「採択」と「採決」の違い違い

この記事では、「採択」「採決」の違いを分かりやすく説明していきます。

「採択」とは?

「採択」は複数の案を選んでいる状況をさします。

あくまで複数ある案の中からいくつかを選んでいる状況であるため、どの案にしようかはまだ決めかねている状況です。

そのため、いずれどの案にするかを決定した場合、「採択」「採決」と名前が変わり、どの案にすべくかを選択し終えたとします。


「採択」の使い方

「採択」は案を選んでいる状況下にある場合、「採択をする」と示すことで周囲にどの案にすべくか考えるよう促すことが可能です。

あくまで、どの案にするかを選ぶだけですのでこの言葉が出たからと言って、すべての案の中から一つを選び出し、決定をするということではありません。


「採決」とは?

「採決」「採択」で選び出された提案の中からどれを選ぶべきかを決定することです。

決定することをさしますので決定されたものは「不採決」を申し出ない限り覆りません。

逆を言えば、決まったことを覆す要素があれば、「不採決」を進言すれば場合によりますが多数決で「不採決」が認められれば決まったことを覆すことは可能です。

「採決」の使い方

「採決」は提示された案の中から一つを可決する場合に使用します。

そのため、「採決を申し出る」とした場合、評価を下すものはどの案にすべきかを決定せねばいけません。

また、「採決」はすでに決めたことになるのですが、「不採決」を申し出れば申し出を覆すことができます。

「採択」と「採決」の違い

「採択」はまだ出された案を選び、どの案がよいのも可を抽選している状態でたくさんの案がある状態です。

「採決」はどれか一つの案に絞ることをさしますので違いは、どの案に決定するかとただ単純に良い案を選ぶだけかという違いがあります。

「採択」の例文

・『この案の中から採択してください』
この例は、複数ある案の中から選んでくださいという意味です。

「採択」は複数ある案を選び出すことを意味するためこの場合まだ案を一つに決定してないのであれば「採択」になります。

「採決」の例文

・『以上の案から採決をとります』
この例は、複数ある案から決定をしますという意味です。

複数ある案から一つを選び出すことを意味するため、選び出された案の中から一つを選択し決定することを意味します。

まとめ

「採択」「採決」の違いですが、「採択」は出された案の中から複数を選ぶだけの行為をさし、「採決」はその選び出された案から一つに絞ることを意味します。

そのため、違いは決定権があるものを「採決」とし、「採択」はあくまでまだ案を選んでいるに過ぎないのです。

そのため、決定を最終的に行う場合「採決」になるのですが、決められた案に従うことができない場合「不採決」を取ることができれば決められたものを無効とすることができるのです。

なお、無効となったものは再度案を出し決める必要性があるため、一時的に案を無効とするが最終的には決めごとを決めなければならないです。

違い
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