「推奨」と「推進」の違いとは?分かりやすく解釈

「推奨」と「推進」の違い違い

この記事では、「推奨」「推進」の違いを分かりやすく説明していきます。

「推奨」とは?

よいと思うもの・人・事柄などを人に勧めることです。

何かをするように誘いかける、何かを使ってもらおうとする、といった意味になります。

悪いことを勧めるのではなく、よいことを勧めることをいいます。

運動をすることは健康によいといわれています。

ある専門家は、多くの人が運動をするようになり、病気にかかる人が減ればよいと考えていました。

そこで、この専門家は人々に対して運動をするようにと勧めました。

この行為は「運動を推奨する」ということができます。

ある布巾は、大変吸水力がよく、そして乾きもよいです。

この布巾を使った料理研究家は、これはいい品だと思って、他の人にも使って欲しいと思い、他の人たちに勧めました。

これも「推奨」で、この場合は「料理研究家推奨の布巾」などということができます。


「推奨」の使い方

よいと思うもの・人・事柄を人に勧めることを指して使用します。

よいと思わないものを勧めることには使用しません。


「推進」とは?

「推進」には2つの意味があります。

一つは、何かの力で物を前に進めることです。

スクリューの力で前に進む船があります。

これは「スクリューによって推進する」ということができます。

スクリューという力が、船という物を前に進めているのです。

もう一つの意味は、物事が目的に向かって進むようにすることです。

目的を達成するように努力するといった意味合いがあります。

家畜の飼料をもっとエコにするという計画があったとします。

これまでは農薬を大量にして栽培した大豆やトウモロコシを利用していましたが、エコにするために酒粕や野菜くずなどを混ぜるようにしました。

これは捨てられてしまうようなものです。

リサイクルすることでエコを達成しようとしているのです。

この場合、飼料をエコにするという目的を達成するために努力をしています。

この場合は「エコを推進する」「リサイクルを推進する」ということができます。

「推進」の使い方

物事を進めるという意味で使用をします。

計画や事業などに使われることが多いです。

また、物をある力によって前に進めるという意味でも使用をします。

「推奨」と「推進」の違い

どちらの言葉にも「推」という漢字が使用されており、同じような意味を持っているように感じますが、それぞれの言葉が意味するものは違います。

前者の言葉は、よいと思うものを勧めることです。

後者の言葉は、物事を進めることです。

前に進むように努力することを意味しています。

「推奨」の例文

・『作家が推奨する本』

・『学校図書室の利用を推奨する』

「推進」の例文

・『バリアフリー化を推進する』

・『食品廃棄を減らす活動を推進する』

まとめ

どちらの言葉も前へおしだすといった意味合いがありますが、同じことを指しているのではありません。

一方はよいものを勧めること、もう一方は物事を進めることを意味しています。

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