「敗戦」と「終戦」の違いとは?分かりやすく解釈

「敗戦」と「終戦」の違い違い

この記事では、「敗戦」「終戦」の違いを分かりやすく説明していきます。

「敗戦」とは?

「敗戦(はいせん)」とは、「戦争に敗れること」「戦闘で負けること」を意味している言葉です。

「敗戦」には、「戦争において決定的に敗北すること(その後の降伏・終戦に向かう敗北)」「一回から数回の戦闘において負けること(決定的に負けたわけではなくまだ戦争が続く)」の二つのパターンがあります。


「終戦」とは?

「終戦(しゅうせん)」とは、「戦争が終わること」「勝敗が決まったり和平条約を結んだりして戦争が終結すること」を意味している言葉です。

「終戦」という表現は、1945年8月15日の日本のアジア太平洋戦争(日米戦争・日中戦争)の終わりを意味する表現としても使われています。

「終戦」は、「敗戦」をオブラートに包んで表現したい場合にも使われることがありますが、厳密には「終戦」「負けて戦争が終わること」だけではなく「勝って戦争が終わること」の意味も持っています。


「敗戦」と「終戦」の違い!

「敗戦」「終戦」の違いを、分かりやすく解説します。

「敗戦」「終戦」「戦争・戦闘に区切りがつく」という意味では類似していますが、「敗戦」「戦争に敗れること・戦闘で負けること」に意味の重点が置かれていて、「終戦」のほうは「戦争が終わること・勝敗が決まったり講和条約を結んだりして戦争が終結すること」に意味の重点があるという大きな違いがあります。

「敗戦」「戦争(戦闘)に負けること」ですが、厳密には「一回の戦闘で敗れるだけ」の意味合いもあるので、必ずしも「終戦」のように「戦争が終わること」を意味しているわけではありません。

反対に「終戦」のほうも、「戦争に勝利して戦争が終わること」「戦争に敗北して戦争が終わること」「双方が戦争で疲弊して講和条約(和平条約)を結んで戦争が終わること」の三つの解釈があるので、「敗戦ではない終戦もある」という違いがあります。

まとめ

「敗戦」「終戦」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「敗戦」とは「戦争・戦闘に敗れること、負けること」を意味していて、「終戦」「戦争が終結すること・戦争の決着がついたり講和条約を結んだりして戦争が終わること」を意味している違いがあります。

「敗戦」「終戦」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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