「虚無感」と「空虚感」の違いとは?分かりやすく解釈

「虚無感」と「空虚感」の違い違い

この記事では、「虚無感」「空虚感」の違いを分かりやすく説明していきます。

「虚無感」とは?

「虚無感(きょむかん)」とは、「すべての物事はむなしいと思う感覚・感情」を意味しています。

「虚無感」という表現には、「すべての物事には意味も価値もないと感じる気持ち」といった意味合いもあります。

「虚無感」をベースにした思想・世界観・人間観のことを「ニヒリズム(虚無主義)」といいます。

例えば、「深刻な虚無感を抱えているので仕事も恋愛も手につきません」などの例文で使うことができます。


「空虚感」とは?

「空虚感(くうきょかん)」とは、「内容・中身がなくてむなしいと思う気持ち」のことを意味しています。

「空虚感」という表現には、「心にぽっかりと穴が開いたような感覚・心の中身がなくなったような無気力な状態」といった意味のニュアンスもあります。

例えば、「妻と離婚してから空虚感に襲われるようになりました」などの文章で使用できます。


「虚無感」と「空虚感」の違い!

「虚無感」「空虚感」の違いを、分かりやすく解説します。

「虚無感」「空虚感」はどちらも「物事に対してむなしいと感じる感覚・気持ち」を意味している点では類似した言葉ですが、「虚無感」という言葉は「この世界のすべての物事が無意味・無価値だと感じること」に意味の重点が置かれています。

「虚無感」に対して「空虚感」のほうは、「内容(中身)が何もなくてむなしいと思う感覚」「心にぽっかりと穴が開いてしまって無気力・無感動になっている状態」ということに意味の重点が置かれている違いを指摘できます。

そのため、「虚無感に襲われる」のほうが「空虚感に襲われる」よりも、「すべてが無意味に感じる気持ちの程度が強い」という違いがあるのです。

まとめ

「虚無感」「空虚感」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「虚無感」とは「すべての物事はむなしいと思う感覚・すべての物事に意味も価値もないと思う気持ち」を意味していて、「空虚感」「手応えがなくむなしいと思う感覚・心にぽっかりと穴が開いたような気持ち」を意味している違いがあります。

「虚無感」「空虚感」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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