「斧」と「鉈」は、どちらも道具です。
この記事では、「斧」と「鉈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「斧」とは?
「斧」は刃物の一種です。
柄の先に厚く重たい刃が取り付けられています。
「斧」は日本では旧石器時代から使用されていました。
この時代には刃物部分が石で作られている「石斧」が登場しちえます。
鉄器製造技術の向上に伴い、刃物が鉄で作られるようになります。
「斧」の使用用途は木材の伐採、武器などです。
「斧」という漢字は、「斤」と「父」から成り立っています。
「斤」にはまさかり、「父」には一族を取り締まるものという意味があります。
「鉈」とは?
「鉈」は刃物の一種です。
柄の先端に刃が取り付けられています。
日本では、斧、包丁、鎌、刀剣以外の大型刃物を「鉈」と総称することがあります。
柄に対して刃がやや内側向きに取り付けられており、刃渡りは15cmから60cmと幅があります。
片手持ちに適しており、林業や狩猟などで使用されています。
「斧」と「鉈」の違い
「斧」も「鉈」も刃物ですが、この2つには違いがあります。
まず、片手持ちなのか、両手持ちなのかという点で違います。
「斧」は片手持ちにも両手持ちにも対応していますが、「鉈」は片手持ちに適しています。
刃の形状にも違いがあります。
「斧」は柄に対して横方向に刃が出ていますが、「鉈」は柄に対して縦方向に刃が出ています。
まとめ
「斧」と「鉈」では、持ち方、刃の形状などに違いがあります。
これらの違いを踏まえて使用されている道具です。