「日本語でおk」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「日本語でおk」とは?新語・ネット用語

インターネットの掲示板でよく見かける独特の表現として「日本語でおk」という言葉があります。

日常生活ではまず見かけることのない独特の表現ですが、この言葉はどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「日本語でおk」の意味と似たような意味で使われる言葉について解説します。

「日本語でおk」とは?意味

「日本語でおk」とは、「我々にも理解できる日本語で話してくれる?」という意味で使われるネットスラングです。


「日本語でおk」の概要

「日本語でおk」「おk」「OK」のことです。

本来はアルファベット表記なのですがローマ字入力そのままの表記で「おk」と表されています。

この場合の「OK」は肯定や許可ではなく「やってくれる?」「いいかな?」というような相手を誘導するようなニュアンスで使われています。

「日本語でおk」が使われるのは主に掲示板で日本語としては要領を得ないレスが投稿されたときです。

難解な言葉が使われている、文章が支離滅裂で意味が通じない、記号や意味不明の文字が羅列されていて焦りだけは伝わるようなレスが投稿されたときに「それでは意味がわからないから我々にも理解できるようなまともな日本語で話してくれないか?」という意味を込めて使われます。

特に感情的になっている書き込みに対して使われることが多く、焦りや怒りなど感情が高ぶっている相手をなだめながらコミュニケーションの糸口を探ろうとするときに用いられます。

感情が高ぶっているときに書き込みをすると論理がめちゃくちゃだったり誤字脱字が多かったりおかしな日本語のままで投稿されてしまうことが多いのですが、そのような投稿をするほど興奮している相手に対してやんわりと諭しながらきちんとした日本語で投稿するよう促すために使われるのが「日本語でおk」という表現です。

発祥には諸説ありますが有力な説として大手掲示板2ちゃんねるでかつてあった「ウルトラマンが悩みを聞く」というスレッドが揺らいだとされています。

投稿された悩みに対して回答者であるウルトラマンからレスが返されるのですがそのレスの内容が「ジュワッ」「ジュワワワ」などウルトラマン独特の掛け声であったために内容が一切わかりません。

全く意味の通じないウルトラ語で話す回答者に対して相談者が「日本語でおk」と返答したのがこの言葉の始まりだとされています。

端的に意味不明さを指摘出来る使い勝手のよさと語感のよさが自然に広まり2ちゃんねる界隈で定着した後、次はニコニコ動画を中心に更なる広がりを見せSNSなどでも使われるようになり今日に至ります。


「日本語でおk」の言葉の使い方や使われ方

・犬が相談にのるスレ「ワンワン」「ワンワンじゃわからない。日本語でおk」
「くぁwせdrftgyふじこlp」「興奮しすぎ。日本語でおk」
「バギング・バギング・ゲヅン」「何語だよ。日本語でおk」
「プライオリティ重視のスキームでマネタイズできるようにアサインすればいいのに」「日本語でおk」

「日本語でおk」の類語や言いかえ

・簡潔に話せ 「シンプルでわかりやすいように話しなさい」という意味の言葉です。

ごく一般的な日本語で「日本語でおk」の言い換えに使える言葉です。

・まずは君が落ち着け 「焦るのはわかるが話は君が落ち着いてからだ」という意味の言葉です。

映画「シン・ゴジラ」のセリフが元ネタで焦って要領を得ない相手をなだめて話を聞き出すところが「日本語でおk」と類似しています。

まとめ

「日本語でおk」は意味がわかると使い勝手のいい言葉です。

この機会に正しい意味と使い方を知っておきましょう。