この記事では、「明方ハム」と「明宝ハム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「明方ハム」とは?
「明方ハム(みょうがたはむ)」とは、「岐阜県郡上市にあるめぐみの農業協同組合(JAめぐみの)が製造販売している高級プレスハム」のことです。
「明方ハム」は農協が畜産・製造を指導して、山間部の農家の「食生活改善事業(動物性タンパク質の摂取増加の目的)」として作られ始めました。
1953年(昭和28年)に「奥明方村(後の明方村)」で初めて作られました。
その後、長らく販売不振に陥りましたが、1980年(昭和55)にNHKの「明るい農村」で取り上げられてから「完全手作り・無添加」の「明方ハム」の売上が急激に伸び、「幻のハム」と呼ばれました。
「明宝ハム」とは?
「明宝ハム(めいほうはむ)」とは、「岐阜県郡上市にある明宝特産物加工株式会社が製造販売している高級プレスハム」のことです。
「明方ハムの工場増築問題」で農協内の意見が対立し、当時の明方村村長の高田三郎氏が、第三セクターの「明方特産物加工株式会社(現在の明宝特産物加工株式会社)」を1988年(昭和63年)に立ち上げました。
「明宝ハム」は、元の農協からプレスハム製造の人材を引き抜き、この「明方特産物加工株式会社」で製造されるようになったのです。
「明方ハム」と「明宝ハム」の違い!
「明方ハム」と「明宝ハム」の違いを、分かりやすく解説します。
「明宝ハム」は元々、郡上農協(JA)が製造していた「明方ハム」から1988年(昭和63年)に分岐した高級プレスハムです。
元祖である「明方ハム」を開発した人材が「明宝ハム」を作っていたので基本的な製造方法は一緒ですが、商品としては「明方ハム」が「400gで1190円」、「明宝ハム」が「360gで1134円」という違いがあります。
また第三セクターとはいえ民間企業がつくっている「明宝ハム」のほうが「明方ハム」よりも、「商品のラインナップ(種類)が多い」という違いも指摘できます。
まとめ
「明方ハム」と「明宝ハム」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「明方ハム」とは「岐阜県郡上市にあるめぐみの農業協同組合(JAめぐみの)が製造販売している高級プレスハム」を意味していて、「明宝ハム」は「岐阜県郡上市にある明宝特産物加工株式会社が製造販売している高級プレスハム」を意味している違いがあります。
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