「昼下がり」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「昼下がり」

お昼頃のテレビなどを見ている時、ワイドショーの司会者が「昼下がりのスタジオへようこそ」という挨拶をしているのを見た事があるかもしれません。

「昼下がり」「ひるさがり」と読み、ある時間帯を指す言葉になっています。

しかし「昼下がり」が何時頃か、ピンと来ない人もいるのではないでしょうか。

そこで「昼下がり」の意味や使い方を紹介します。

「昼下がり」が意味する時間帯が大体何時頃なのかを知ると、テレビやドラマをより楽しく見られるようになりそうです。

「昼下がり」の意味

「昼下がり」は、「お昼から少し時間が経った時」という意味があります。

「お昼」とは正午の事ですから、それから少し時間が経った時間帯という事で、午後1時か2時台を指す言葉と言えるでしょう。

午後0時台は「お昼の真っ最中」というイメージがあり、午後3時を過ぎると夕方に近づくため、お昼という雰囲気が薄らいでしまいます。

そこで「昼下がり」は、午後1時から3時までの間と考えておくと間違いないでしょう。

ただし「昼下がり」は厳密に「○時から○時」と決まっていませんので、だいたいお昼過ぎを指していると覚えておきましょう。

「昼下がり」の言葉の使い方

「昼下がり」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「昼下がり」は日常的な会話ではあまり使わずに、主に小説やシナリオのト書きなどに登場する事が多くなっています。

ドキュメンタリーやドラマのナレーションなどでは、「とある昼下がり」という感じで、日時も特に限定せずに話し始めるケースが多いでしょう。

このように「昼下がり」は、「だいたいお昼過ぎに…」というニュアンスで話を始めたい時に便利に使う事ができます。

「昼下がり」を使った例文

「昼下がり」という言葉を使った例文を紹介して行きます。

様々な場面における「昼下がり」を使った文章を見て行きましょう。

「昼下がり」の例文1

「運命の二人が出会ったのは、ある日の『昼下がり』のレストランだった」

この例文のように、小説やシナリオの書き出しなどに「昼下がり」のどこかの場所が選ばれることがあります。

この例文のように「昼下がり」と表記するだけで、まだ明るい陽射しが差し込まれているレストランを想像する事ができます。

また、会社員などがランチを終えた後の、ピーク時間を超えたレストランの様子をイメージする事もできます。

「昼下がり」は、少ない文字数で、たくさんの状況を読者や視聴者に知らせる事ができる便利な言葉と言えるでしょう。

「昼下がり」の例文2

「とある『昼下がり』の公園に、見知らぬ顔の男が顔を見せた」

この例文に登場する見知らぬ男は、地元の人ではなさそうです。

本来なら仕事をしているはずの昼の時間帯の公園に、地元以外の男性が登場すると、少し不安な展開を予想させる事ができます。

例文1と同じように、「昼下がり」というフレーズだけで、様々な情景を思い浮かべる事ができます。

「昼下がり」の例文3

「事態が急変したのは、『昼下がり』の事だった」

この例文はサスペンスドラマなどのナレーションを想起させる内容となっています。

現実な日時を伝える必要が無い場合は、「昼下がり」と言うだけで十分かもしれません。

視聴者は「まだ明るい時間帯に、何が起こったのだろう」という関心を持つ事ができます。

「昼下がり」の例文4

「『昼下がり』の東京・浅草には、たくさんの観光客が訪れています」

この例文は、テレビの午後のニュースやワイドショーに登場するアナウンサーやMCが話している内容の一部です。

素材映像によっては厳密に何時と伝えるよりも、「昼下がり」とだいたいの時間帯を伝えた方が、内容がわかりやすくなります。

東京の浅草のような日本を代表する観光地には、一年を問わず観光客が訪れているため、日時や厳密な時間帯を指定せず「昼下がり」と伝えた方が、外国人観光客の様子などに集中しやすいかもしれません。

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