「暗礁に乗り上げる」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「暗礁に乗り上げる」とは?意味と使い方

この記事では、「暗礁に乗り上げる」の意味を分かりやすく説明していきます。

企業のプロジェクトや、目標達成のための計画が進まなくなった時に使う「暗礁に乗り上げる」という言葉の意味を紹介します。

「暗礁に乗り上げる」とは?意味

「暗礁に乗り上げる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「暗礁」「あんしょう」と読みます。

「暗礁」とは、海にある岩のことで、船から見て見えない岩を指します。

岩石やサンゴ礁などに、船舶が衝突すると、沈没の危機に瀕してしまいます。

あの映画にもなった有名な「タイタニック号」「暗礁」に船体をぶつけてしまったことが、沈没の原因だったとされています。

これを踏まえて「暗礁に乗り上げる」という言葉には、「物事が進めているときに、思いがけない障害やアクシデントによって、進まなくなること」という意味があります。


「暗礁に乗り上げる」の概要

「暗礁に乗り上げる」という言葉は、もともと船舶が安全に運行するために、「暗礁」をレーダーなどで避けるようにしているのに、気づけなかったり操船をミスすることによって、岩やサンゴ礁などに、船体を乗り上げてしまう状況から生まれた言葉になります。

「暗礁に乗り上げる」と、船がそのまま運航することが難しくなって停泊を余儀なくされたり、沈没してしまうように、進めてきた物事が遅滞してしまう場合、また白紙に戻さざるを得ないようなときに、「暗礁に乗り上げる」という言葉を使います。


「暗礁に乗り上げる」の言葉の使い方や使われ方

「暗礁に乗り上げる」という言葉は、進めている物事が、予期せぬアクシデントなどによって進まなくなった時に使います。

例えば、ある企業の部署が新商品開発のために計画を進めていた時、社長が交代するという予期せぬ出来事が起こるかもしれません。

新しい社長が新商品開発にどのような意見を持っているか分からないため、これ以上開発を進められなくなるかもしれません。

このようなとき、「新商品開発が、社長交代によって、暗礁に乗り上げた」などと言います。

また、海外旅行の計画を立てていたのに、世界的な伝染病が広まってしまい、旅行が不可能な状態になるかもしれません。

このようなとき、「伝染病のために、海外旅行の計画が暗礁に乗り上げた」などという文章を作ることができます。

「暗礁に乗り上げる」の類語や言いかえ

「暗礁に乗り上げる」の類語として、「トラブルに巻き込まれる」という言葉があります。

「トラブル」は、「困難」「災難」という意味があり、「巻き込まれる」には「意図せず、かかわりを持たされる」という意味があります。

そのため、「トラブルに巻き込まれる」には、「困難や災難に否応なしに遭ってしまう」という意味があります。

まとめ

「暗礁に乗り上げる」という言葉についてみてきました。

物事が順調に進んでいたのに、予期せぬ事態に遭遇してしまった時などに、「暗礁に乗り上げる」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。

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