「瞠目」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「瞠目」

「瞠目」は、「どうもく」と発音します。

あまり見聞きしない言葉ですが、とても感心した時や驚いた時などに使える表現です。

「瞠」の漢字は常用漢字ではない為、テレビなどのメディアなどで使われることはまずない言葉ですが、口語としてはたまに使われることがあり、どちらかと言えば年配の人が好んで使う表現です。

「瞠目」の意味

瞠目とは、「感心や驚きによって目を見開く」ことです。

単に「目を見開く」という意味で使うこともありますが、ほとんどはそれだけのことがあった為に、思わずそうなった時に使われます。

実際の使われ方としては、「瞠目した」「瞠目すべき」などという形で、少し変わった形では「それには瞠目」という使い方もあります。

「瞠目」の由来・語源

瞠目の由来は、「瞠」の漢字にあると言っていいでしょう。

この漢字一文字で「(目を)見張る」という意味があり、「瞠る」と書いて「みはる」と読みます。

意味の通り、先に「目を」と付けて使うことがほとんどで、見張り(監視するような行為)に対して使うことはありません。

ただ、前述したように、この漢字は常用漢字ではないので、多くの場合は「見張る」と置き換えて使っています。

そのような使い方の「瞠」に、「大変な目に遭った」などいった時に使う(驚きなどを表現する)意味での「目」がくっ付き、感心や驚きから目が見開かれた様子が表現される言葉となりました。

「瞠目」の英語と解釈

瞠目を英語にすると、“eyes wide open”となります。

ただし、これだけでは”目を見開いた”というだけで、「感心や驚きによって」という意味は含まれない為、英訳としては不完全です。

そこで、 “from surprise”と後ろに付けると、「驚きから目を見開いた」となり、“from admiration”とすれば、「感嘆(とても感心した)によって〜」となります。

そのどちらかが「瞠目」の主たる意味なので、状況によってこれらを使い分けてください。

「瞠目」の言葉の使い方

瞠目という言葉は、そう使う言葉でもありません。

それほどのことがあった時、または、(うまくいけば)それに値するだろうと思った時などに使われます。

ですが、無理に使う言葉でもないので、大抵の場合は「驚いた」「びっくりした」などといった簡単な言葉で表現されてしまう為、見聞きする機会が少なくなっています。

「瞠目」を使った例文・解釈

瞠目を使った例文です。

実際に使うことは少ないと思いますが、どのような場合に使うのかという例として見ておいて損はないでしょう。

「瞠目」の例文1

「あの新商品の性能は瞠目に値する」

瞠目はそう簡単に使う言葉でもないので、このように表現されるほど商品は、従来のものと比較すると、性能が段違いだということが分かります。

多少性能がアップしたくらいでは、この「瞠目」とまでは言いません。

「瞠目」の例文2

「最近発掘された古代遺跡から、瞠目すべき内容の古文書が出てきたらしい」

この例文はもちろんフィクションなので、どのような古文書なのかは分かりませんが、それまでの定説を覆すようなことが書かれていたのかも知れません。

それだけの驚きがあるという意味で「瞠目」という言葉がちょうど合っています。

「瞠目」の例文3

「あの俳優の見事な演技にはいつも瞠目させられる」

些か大袈裟とも言える使い方になりますが、その俳優にそれだけの演技力があるのだと分かる例文です。

「驚かされる」でも充分な表現だと言えそうですが、それほどすごいと思ったということでしょう。

「瞠目」の例文4

「先の選挙でのあの政党の躍進ぶりには瞠目せざるを得ないだろう」

その政党の議席が一気に増えたという意味で、「瞠目」という言葉を使っています。

この表現を使うなら、微増程度ではなく、20議席や30議席は増えていないと大袈裟になってしまいます。

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