「更新」と「継続」の違いとは?分かりやすく解釈

「更新」と「継続」の違い違い

この記事では、「更新」「継続」の違いを分かりやすく説明していきます。

「更新」とは?

「こうしん」と読み、従前のものにかわり、新しいものにすることをいいます。

例えば、記録を更新するという場合には、以前の記録よりも良い記録が出たので、新しいものに塗り替えるという意味になります。

また、ある契約の期間が満了したときに、その契約をさらに続けることをいうこともあります。

パソコンなどで保存されているデータやソフトの内容などを最新のものにするときにも使います。

期間を延長する「契約延長」は、更新とは違い、いままでの契約の期間を長くするという意味になります。


「更新」の使い方

前のものを新しいものにするときや、新しいものになるときに使用します。

データの更新や、記録の更新などと、使います。

また、期間を定めていた契約が終わったときに、継続するときにも「更新」といいます。

これは、契約が終わって新しい契約を再度結ぶことです。

「更新する」「更新される」「更新は」などと、名詞として使用します。

「免許更新」や、「更新料」「更新期限」などと組み合わせて使うこともあります。


「継続」とは?

「けいぞく」と読み、前からの行為や状態が続けられることをいいます。

「継」とは、つなぐこと、つづけること、あとを引き受けることなどの意味があり、「続」は、糸が切れないようにつなぐこと、つづけるなどの意味があります。

よって、継続とは、前からの状態を続けるという意味になります。

また、以前からのことを受け継ぐ、継承するという意味もあります。

「継続」の使い方

「継続する」「継続していく」などと、名詞として使います。

物事を続けていくときや継承するときに使用します。

「継続的事業」「継続中」「毎年継続」など、組み合わせて使うこともあります。

「更新」と「継続」の違い

「更新」は、新しいものにするという意味です。

それに対し、「継続」は続けるという意味になります。

今結んでいる契約を続けたいときには、契約を「継続する」といえます。

しかし、期間の定めがある契約は、期限が来ると終了してしまいます。

継続の意思がある場合には、以前の契約は一度終了して、新しくまた期間を定め、契約を結ぶという流れになります。

その場合に、「更新する」ことになります。

「更新」の例文

・『アルバイトとして、3ヶ月更新の契約で雇用されました』
・『気がついたら、運転免許証の更新期間が過ぎていて、失効してしまいました』
・『パソコンの更新プログラムをダウンロードし、インストールしたら、いつまで経っても終わりません』
・『祖母の記憶は更新されないので、まだ私のことを幼稚園児だと思っている』

「継続」の例文

・『胎児の心音を確認できれば、妊娠継続の確率が上がります』
・『努力を継続する人は、努力する才能がある』
・『先日、定年退職した会社に、継続雇用してもらいました』
・『話し合いがまとまらないので、協議継続となります』

まとめ

二つの言葉の意味は違いますが、結んでいる契約を続ける場合には、似たような意味で使うことがあります。

違いを知って、役立ててください。

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