この記事では、「有害」と「害悪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有害」とは?
「有害」は対象となるものだけを限定して害を与える行為を指す言葉です。
その為、「有害」とは対象を複数とするのではなく、一つに絞り、害を与える行為になります。
例えば、アイドルに対して「有害」な行為を働く場合、アイドルグループに対して害をなすか、またはアイドルを応援する側に対して害をなすかということをどちらか一方だけに与える行為を「有害」とします。
ただ、「有害」は一概に害を与えるのではなく、講義としてとらえることがあるため、「害悪」という言葉と比較すれば悪質性は薄いです。
「有害」の使い方
「有害」は一つの対象に対してのみ害を与える場合使用することが可能です。
逆に対象が二つあった場合、だれかれ構わず害を振りまく行為であるとするため、「有害」ではなく、「害悪」となります。
つまり、対象が一つ以上に害が及ぶ場合、それは「有害」ではなく意図的に対象を貶めようとしているため、「有害」という行為より重いのです。
また、「有害」は行動して見せることで初めて「有害である」と認められますので、頭の中でそのようにしてやろうと考えるだけでは有害とならないです。
「害悪」とは?
「害悪」は一見すると「有害」と同じ意味合いに見えますが、対象となる害を与えるものが複数です。
複数であるが故もはや善悪で言えば悪行であるとするため、「害悪」となります。
つまり、対象を一つとした場合であればただ単に害を対象者に与えているだけでまだ対象に対して抗議をしているととらえることができますが、度を越してしまうと、対象者以外にも被害が及びこうなると「悪」と認識され「害悪」となるのです。
「害悪」の使い方
「害悪」という言葉を使うには、対象となる害を与えたいものが複数なければ「害悪」となりません。
その為、アイドルグループとその周囲を取り巻く関係者に害を与えてやろうと考えた場合、それは「害悪」と呼ばれる行為をやろうとしているものとされます。
なお、「害悪」は実際に行動することで初めて成立しますので、頭の中でそのようにしてやろうと考えただけでは「害悪」は成立しません。
「有害」と「害悪」の違い
「有害」と「害悪」の違いですが、対象となるものに害を与えるか、対象者とそれを取り巻く環境にまで害を与えるかが違いです。
その為、「害悪」は対象を貶める行為を平気で行うためかなり悪質性が高いため「悪」とするのです。
悪とすることで悪質性があり、確信を持って行動をしているととらえられるため、「害悪」という行為を行うものは「有害」な行為を行う人物と比較した場合大罪であると言えます。
まとめ
「有害」と「害悪」の違いですが、悪質性に大きな違いがあります。
「有害」は対象に対して害を与える行為ですが、時としてはその行為は害を与える行為ではなく純粋に抗議であるととらえられます。
ですが、「害悪」はすでに「悪」と文字がある通り、「有害」である範疇を超えており対象者とそれに関連するものに対して害を与えているためかなり悪質です。
悪質であるが故、恐らく「害悪」とされる人物は危険人物であったり犯罪行為を平然と行う人物であると予想されるため、これら違いから分かるのは対象者に対して法律に触れてまで、対象を陥れようとするかです。
なお、「有害」や「害悪」と呼ばれるに限らず、対象者に対して害を及ぼす行為は犯罪行為になりますので「有害」に該当するか「害悪」に該当する行為であるかを分けたところで犯罪行為を行った人物であるという経緯は消せませんのでいずれにしろ、周囲の方に迷惑をかけるような「有害」または「害悪」と呼ばれてしまう行為をすることは人としてあってはならないことです。