この記事では、三字熟語の「朝日和」の意味を分かりやすく説明していきます。
「朝日和」とは?意味
「朝日和」の読みは「あさびより」で、「 晴れて穏やかな空模様の朝や、朝の空模様」を意味する三字熟語です。
「朝日和」の概要
「朝日和」を構成する漢字は、特に難しい漢字はありません。
しかしこの三字熟語は難読熟語の一つとされています。
この三字熟語を迷いなく読めた方は、物知りと言えるかも知れません。
「朝日和」の言葉を見ると、どうしても「朝日」に目が行き、「朝日」・「和」と読んでしまい、おかしいと気付いて「朝」・「日和」と切り方を変えて、何となく意味が理解できる言葉だからです。
「朝日和」は後者の言葉の切り方が正解で「朝の日和(ひより)」を意味しているのです。
さて「日和」は「空模様や、晴れたよい天気」を意味する言葉で、多くの方がご存知でしょう。
しかし、この「日和」が熟字訓と呼ばれる読みの言葉であることを知る人は少ないでしょう。
熟字訓とは2字以上の漢字の組み合わせに読み方が当てられた言葉で、漢字単体に読み方が振り分けられていない熟字のことです。
この「日和(ひより)」に用いられている「日」は単体で「ひ」と読むことが出来ますが、「和」の漢字単体では「より」と読むことはできません。
しかも熟語の「日和(ひより)」の前に他の言葉が付くと、ここで取り上げている「朝日和(あさびより)」や、よく使われる四字熟語の「小春日和(こはるびより)」のように、「ひより」が「びより」と濁って読まれるのです。
文法的な説明になりましたが、以上が「朝日和」が難読熟語とされるゆえんと言えます。
日本語の文法を突き詰めると、非常に難しいと言えます。
しかし文法の詳細はさておき、ここでは「朝日和」は「朝」と「日和」が組み合わさった三字熟語で、読みは「あさびより」で、「 晴れて穏やかな空模様の朝や、朝の空模様」を意味することは、しっかり覚えておきたいものです。
「朝日和」の言葉の使い方や使われ方
「朝日和」の言葉は、以下の例文のように使われます。
・『海辺のリゾートホテルで迎えた朝日和は、本当に清々しく、心がリフレッシュされます』
・『こんな朝日和の日には、会社を休んで郊外にハイキングにでも出かけたくなります』
・『昨日の悪天候とは打って変わって、今日は素晴らしい朝日和となっています』
・『朝日和だけれど、山の天気は変わりやすく、このまま晴天が続いてくれる事を願うばかりです』
・『すがすがしい朝日和ですが、このまま終日晴天なら、小春日和と呼べる秋の日になりそうです』
「朝日和」の類語や言い換え
「朝日和」の類語や言い換えとして、「晴天の朝」や「朝のいい天気」や「行楽日和」や「好天」や「上天気」などを挙げることが出来ます。
まとめ
「朝日和」は「朝」と「日和」が組み合わさった三字熟語で、読みは「あさびより」で、「 晴れて穏やかな空模様の朝や、朝の空模様」を意味する言葉です。