この記事では、「未了」と「未完」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未了」とは?
「未了」は未だに終えることができないことをさし、このとき、終えることができないことは様々です。
例えば、借金の支払いを済ませることができない場合、「未了」となり、相手は受け取りをしてないことを「未了」といいます。
また、「未了」は終えることの意思を示さないことをさすため、言い方を悪く言えば踏み倒し共とられるのです。
例を挙げれば、「交通費の未了」などがまだ支払いを終えてないことをさします。
「未了」の使い方
「未了」の使い方は支払い義務があるものをあえて支払わないと「未了」という言葉を使用し、支払いを受けてないとします。
これを意図的に支払いを拒む、または、支払うことができなくなると「未了」から「滞納」に代わり、「滞納」になったほうが、支払いで収入を得るものからすれば収入を得る手段が失われますので強硬手段に出ることも許されます。
ここでいう強硬手段とは、滞納者に対し、生活品を押収することで生活品を滞納料と称し、徴収することです。
「未完」とは?
「未完」は完成することなく終えてしまったもので、簡潔に言えば、完成することなく投げたした者たちです。
完成することなく終えたものとは、小説だったり彫刻だったり、アートだったりと様々なもので本人がいて成立する成果物が完成しないことを「未完成品」と呼ぶのです。
「未完」の使い方
「未完」という言葉の使い方は、本人が完成を認めない場合、もしくは、第3者が本人に成り代わり完成することができないと公言することで成立する言葉です。
そのため、すでに作者がなくなっている場合、本人が作品が完成品ではないとしていると「未完」となり、「未完成品」と呼ばれるのです。
逆を言えば、本人が実は「未完成」なのですが、完成品であるといえばそれが通るのもアートや彫刻に当たり小説のようにお話がきれいにまとまって終わっていないものでない限り、「未完成品」を完成品といってもわからないのです。
「未了」と「未完」の違い
「未了」は支払いなどが滞ることですが、一応支払いを終えれば問題は解決します。
一方「未完」は、完成させることができないと断言しているため、違いを求めるとすれば断言して不可能だと言っているかどうかです。
まとめ
「未了」と「未完」の違いですが、断言して不可能なことであるかどうかです。
「未了」はまだ、支払いなどをすれば断言して不可能だと言い切れませんが、「未完」は完成させることをあきらめてしまっていて、かつ断言して不可能だとしています。
逆を言えば、未完成品を第3者が手直しをして完成品とできますが、それをアートや芸術の枠で行えば、作品の趣旨がそがれてしまうのであえて完成させずに世に出すことのほうが意味を成す場合も多いのです。
無論、未完成であろうと作品は作品として残りますので、「未了」のほうがきちんと役割を果たせば、「未了」は「了承」となりきちんと終えたとすることが可能です。