「未練」の意味
「未練」とは自分の中でまだ諦めがつかないこと、また物事に対しての思い切りが悪い様子を言います。
「未練」の読み方
「未練」の読み方は、「みれん」になります。
「未練」の表現の使い方
「未練」を使った表現を紹介します。
「未練」とは諦め切れないこと、思い切りが悪いことに使う言葉です。
例えば人に対する気持ちが良くも悪くも長く残ってしまうことは「未練がある」と、よく使います。
物事において、もう無駄であると自分の中で判断をして次に向かうことができないことも「未練」と言います。
「まだ未練があって、気持ちが前向きになれない」「会社を辞めることに、未練たらたら」などと表現します。
いずれにしましても、何かに執着しているということになりますので、あまりいい意味合いで使われることはありません。
「未練」がある人よりもさっぱりとしている人の方が性格的にも好まれやすいでしょう。
またいかにも諦めが悪い人のことを「未練がましい」と言いますが、いい意味ではありませんので使い方には気をつけてください。
「未練」を使った例文と意味を解釈
「未練」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「未練」を使った例文1
「別れて何年も経つのに、いつまでそんな未練がましいことを言っているんだ」
ずっと、諦めがつかずにうじうじとしていることを「未練がましい」と言います。
例文のように別れて何年も経つ相手をいまだに諦めることができないことを「未練がましい」という言葉で言い表しているのです。
「未練」を使った例文2
「未練があるのは僕だけで、彼女は何の未練もない様子だ」
諦めることができないこと、思い切って次へ進めない状態にあることを「未練」と言います。
男女間においてはよく「未練がある」「未練はない」などと使われます。
恋愛感情において「未練がある」方はいつまでも辛いということになります。
「未練」の類語や類義語
「未練」の類語や類義語を紹介します。
「執着する」【しゅうちゃくする】
「執着する」とは、ある物事、人に対して強く気になることで、思い切れないことを言います。
「私は、物にも人にも執着することを辞めたらすごく楽になれた」「彼がそこまで執着するのは、どうしてなんだろう」などと使います。
「諦めが悪い」【あきらめがわるい】
「諦めが悪い」とは、ある物事や人に対しての思いを、諦めることができないことを言います。
ようするにしつこいということになります。
「深追いするなと言うのに、諦めが悪い奴だ」「私は諦めが悪いタイプだから、そう簡単に負けは認めない」などと使います。