この記事では、「末路」と「結末」の違いを分かりやすく説明していきます。
「末路」とは?
「末路」は、物語などの終焉ではなく、人物の人生の終わりやその後を意味する言葉です。
例えば、「末路」が悲惨であると文章で記した場合、対象の人生は現在悲惨な状態でこれがその人物の終わりを意味しています。
なお、基本的に、「末路」は、プラスに転じる状況に陥ることには使用されません。
「末路」の使い方
「末路」という言葉の使い方ですが、プラスの状況に陥らず、マイナスの状況に陥る人生や人物のその後に使用します。
例を挙げれば、犯罪者の「末路」は悲惨であるなど、マイナスに傾く人生の終焉やその後の人生でないと「末路」は日本では使用されない言葉です。
「結末」とは?
「結末」は、物語の締めくくりの部分で物語の終わり方です。
物語は、作り話や実際の話などなんでもよく、物語が終わる際、ハッピーエンドであるかバットエンドであるかが「結末」と呼ばれるのです。
無論、「結末」で続編をうかがわせるような終わり方をすることが許されているのがこの「結末」で「結末」は分岐することが許されています。
「結末」の使い方
「結末」という言葉の使い方は、物語が分岐しても物語が終われば、物語の終わりを「結末」として記載します。
つまりは、ハッピーエンドにバッドエンド、アナザーエンドなど分岐しても一応物語が完結すれば、「結末」が成立するのです。
「末路」と「結末」の違い
「末路」と「結末」の違いは、人の人生の締めくくりを表すか、物語という作り話や実在の話の締めくくりであるかです。
「末路」は基本、悲惨な人物の物語であるに対して、「結末」と呼ばれ物語の終わりとする物は別にバッドエンドではなく、ハッピーエンドやアナザーエンドなど物語の終焉が必ずしも悲惨でなくともよいのです。
なお、結末は自由に物語の終わりを十年に変化させることができますが、「末路」は、バッドエンドが確定していますのでハッピーエンドで終わることを許していません。
その為、日本の小説やコミックなどでは物語の終わりのことを「末路」という場合は、バッドエンドが確定し、「結末」と呼ばれるものは味方によってはハッピーエンドだったり、バッドエンドだったり、またはアナザーエンドという本来歴史伝記等で迎えることができなかった別の世界選へと移行する物語のエンディングを作り上げることができます。
まとめ
「末路」と「結末」の違いは、人の物語の終わりを記載するか、単なる作り話や物語の終わりを描くかです。
なお、「末路」はハッピーエンドを許さず、基本バッドエンドなど哀れな終わり方であるに対して、「結末」という物語の締めくくりは、ハッピーエンドだろうとバッドエンドだろうと、アナザーエンドだろうとどのような物語の終わりを作り上げることが許されます。
その為、漫画や小説では、「末路」と「結末」という言葉を使い分けることで物語がハッピーエンドか破滅的な終わりを迎えるかを表現しています。