「本腰を入れる」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「本腰を入れる」とは?意味と使い方

この記事では、「本腰を入れる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「本腰を入れる」とは?意味

真剣になって取り組むという意味です。

本腰には、物事をまじめな気持ちで取り組もうとする姿勢という意味があります。

「入れる」には、外から内に移す、数に含める、認める、投票する、気持ちを集中させるなど、数多くの意味があります。

この場合は、気持ちを集中させるという意味で使用をしています。

熱心に物事に取り組み、精力をそそぐさまをいいます。


「本腰を入れる」の概要

「本」には心からのという意味があり、「腰」には何かをする際の姿勢という意味があります。

このことから、「本腰」は何かをする姿勢を指していることがわかります。

「心からの」なので、真剣に取り組むさまを意味しています。

たとえば、これまで趣味として絵を描いていた人がいたとします。

この絵は友人たちの間では評判になっており、売れるのではないかといわれていました。

実際、フリーマーケットで売ってみたところ、評判がよく売り切れてしまいました。

これまでは趣味でやっていたことですが、これからは画家としてやっていこうとこの人は考えました。

趣味でやるのなら、空いた時間、気が向いたときに、ちょこちょこと描くのでもいいかもしれませんが、仕事としてやるなら、これまでよりももっと真剣に取り組まなければなりません。

空いた時間にやっているだけでは、作品の完成までに時間がかかってしまい、生活していくだけの収入を得ることは難しいことでしょう。

そのため、絵を描くことに真剣に取り組むことにしました。

このような態度を「本腰を入れる」といいます。

受験生は、試験間近になるとこの姿勢になることが珍しくありません。

受験までまだまだ期間があると思っている間は、勉強よりも遊びたい気持ちの方が強いでしょう。

まだ余裕があると思うと、勉強よりも遊びに力が入ってしまいがちです。

しかし、受験が近くなるとそのようなことは言ってられません。

これまで以上に真剣に取り組むようになります。

このようなさまも「本腰を入れる」といえます。


「本腰を入れる」の言葉の使い方や使われ方

まじめに物事に取り組む姿勢を指して使用する言葉です。

事業、勉強、活動などについて使うことが多いです。

その姿勢が短期間の場合には、あまり使用しません。

たとえば、「今日は勉強をしっかりやろう」と思って真面目に取り組もうとしたものの、その姿勢が数十分だけしか続かなかった場合、この言葉では表現しません。

「本腰を入れる」の類語や言いかえ

「真面目に取り組む」「真剣に取り組む」が似たような意味の言葉です。

何かをするときの姿勢を指しています。

どちらの言葉もいい加減な姿勢を指しているのではありません。

まとめ

何かをやるときに、「よし、まじめに取り組もう」と考えることがあります。

本気で何かをしようとするのです。

このときの姿勢を意味している言葉です。

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